58 陳偉殷 投手 35歳 年俸3000万円
【2020年成績】 4試合 0勝3敗0S 防御率2.42 26回 22被安打 4被本塁打 4与四球 0与死球 14奪三振 被打率.232
優勝を目指すための最後のピースとして緊急補強となった陳偉殷は、しかし打線と噛み合わずロッテでは白星を手にできないままにオフに阪神への移籍です。
そのいずれもQSでしっかりと試合を作ってくれましたので惜しくはありますがしかし200万ドルには対抗できず、そこまで出すほどとも思えなかったので諦められるレベルではあり、その代わりがエチェバリアであれば若い先発候補が少なくないだけに悪い選択でもなかったと考えます。
陳偉殷としてはメジャーでの大型契約を見事に裏切った汚名とそこからのブランクに区切りを付けるにロッテはいい踏み台になったでしょう、古くはあれどセントラルでの経験がありますのでフィットして活躍するか、株主総会でのネタに成り下がるか、そこは生温かく見守りましょう。
腐ってもチェン
一線から遠ざかって久しいのでコロナ禍による二軍戦中止で試運転ができずのぶっつけ本番には不安しかありませんでしたが、しかしその移籍後初登板に6回2失点でストレートも140キロ台をキープして、その後は尻上がりにスピードアップで151キロをマークしましたからやはりものが違うのでしょう。
とは言え30代半ばだからかメジャーでそういうルーチンで投げてきたからか80球前後で球威が落ちていたような、巨人や原監督の横紙破りが通らなければ来季もセントラルにはDHがありませんので五回を目処に考えた方がよいかもしれず、そして2点台半ばの防御率ですから贅沢は言えませんがここぞでの被弾も多く、トータルと局所の切り出しでかなりイメージが変わってくる投手のようにも思えますがこれはあくまでロッテからの見方です。
陳偉殷としてはあれほどの貧打にはうんざりだったのではないかと、ロッテの提示がどの程度かは分かりませんが移籍ありきであってもおかしくありません。
結果的に勝てなかったということもありますが同じ短期間の在籍でも澤村ほどの愛着も、またデスパイネほどの腹立たしさも無く、そんなところです。
【オリオン村査定】 3000万円 → 1億1000万円 (△267%)