2020年通信簿 52 益田直也

52 益田直也 投手 31歳 年俸2億円

【2020年成績】 54試合 3勝5敗31S 防御率2.25 52回 42被安打 1被本塁打 17与四球 2与死球 53奪三振 被打率.228

開幕直前の練習試合で4失点、5失点と続けて炎上して大型契約にありがちな足踏みがいきなりやってくるのかと心配された益田は、しかし開幕後は7月上旬に3試合連続で失点をしたり大事な最終盤に3試合連続で黒星を喫するなどはしたものの、トータルでは昨季に遜色のないピッチングを見せてくれたと思います。
被打率の悪化や被出塁率がほぼ3割近くになるなど細かな数字を見れば落ちたところはありますが、自身もその原因にはなりましたがチームの急ブレーキがなければ二度目の最多セーブも狙えたぐらいに、そして500試合登板、史上5人目で球団初の100セーブ&100ホールドと節目のシーズンでもありました。
コロナでの短縮シーズンでもリーグトップの54試合は3年連続8度目の50試合登板とここまで大きな故障も無い鉄腕ぶりは頼もしく、複数年契約の終わる2022年は33歳でまだ隠居には早いので次なる大型契約のためにも守護神の座はまだ譲れないと、今度こそタイトル奪還に胴上げ投手といきましょう。

選手会長でキャラ変

ピッチングとしては半分を超えるストレートにシンカー、は縦横2種類あるような気がしますがこれをメインに、カットボールなのかスライダーなのか本人次第のそれがちょろちょろと、このあたりの組み立ては昨季までとその割合も含めて大きな変化はありません。
軸はやはり150キロ前後のストレートでここ数年は数字に比して当てられるようになってきましたので打者から見ればその数字ほどの威力は感じられなくなりつつあるのかもしれませんが、しかしそれでもシンカーとの組み合わせでお互いを活かせていますし、何よりそのストレートがあってこそと大胆に投げ込むその強い気持ちがあればまだ大丈夫でしょう、バットをへし折るぐらいの球威も一級品でねじ伏せるだけの力があります。
課題はボール先行になったときに単調になりがちなことで、ムキになっているのが本人なのか捕手のリードなのかは不明ながらもたまに自滅することがありますから一息つけよと、ここまで実績を積み上げると他者からそれを言うのは難しいでしょうから益田が自分で考えることでしょう。
そんな益田の一番の変化は選手会長になってのキャラ変で、同期入団の鈴木とその去就を語り合った後に袂を分かつことなりましたが、その鈴木から引き継いだ肩書きで積極的に外に発信するようになったのは本人にとってもチームとしても、そしてファンにもプラスに働いたと思います。
度々に優勝という言葉を口にすることで有言実行とばかりに責任感が強くなったような、周りの選手に声をかけている姿を石垣島でもグラウンドでも多く見かけましたし、自分的にはレアキャラだった益田から色紙にもボールにもサインをもらえたようにファンサービスもこれまでよりかなり増えました。
来季も選手会長で任期がいつまでかは分かりませんが退任後もそのキャラを維持してもらいたく、それがチームとファンと、そして本人のためと考えます。

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【オリオン村査定】 2億円 → 2億円 (±0%) ※3年契約2年目

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