2020年通信簿 38 高部瑛斗

38 高部瑛斗 外野手 23歳 年俸1000万円

【2020年成績】 5試合 10打数 0得点 1安打 打率.100 0二塁打 0三塁打 0本塁打 0打点 0盗塁 0四死球 4三振 得点圏打率.000

今年の小川もそうですが3巡目に左打者を、しかも即戦力としての大学生を獲る必要性があるとも、優先度が高いとも思っていなかったので高部の指名には首を傾げたのが正直なところですが、それだけその資質を買っていたのでしょう、一軍でこそプロ初ヒットの1安打のみに終わりましたが二軍では加藤に僅か1厘差の.344でリーグ2位の高打率ですから編成部の眼力が正しかったことにはなり、しかし今後にどうチームにフィットしていくかは難しくもあります。
福浦を尊敬する、2000本安打を目指す、とは入団会見のときの言葉ですが、タイプ的にはヒットを稼ぐタイプなのか、二軍でも長打はさほど多くありません。
そうなれば二軍では藤原と並ぶトップの14盗塁の脚力を活かして目指すは核弾頭なのでしょうが藤原もそうですが左打者で脚力を誇る外野手は和田もいて、その中からどう特徴をアピールして、そもそもその特徴を何と見定めるか、来季は「高部と言えば」を決める大事なシーズンとなります。

練習量は抜群

プレーとは離れて自分的な「高部と言えば」は練習量、です。
今年の石垣島は全体練習が終わった後に陸上競技場での走り込みがルーチンワークとして課されていたようで、荻野や清田、角中らベテランでもメイン球場から戻ってきて荷物を室内練習場に置いてから走りに向かう、そんな中でもそれを一番に長時間やっていたのが高部で、後から向かった選手が戻ってきても高部はなかなか戻ってこなくてサインをもらうのに苦労をするぐらいに、ファンの間でもそれが評判になっていました。
ルーキー自主トレでも脚力とスタミナをアピールしていましたがそこには練習量という裏打ちがあったからこそなのでしょう、練習をすれば結果が伴うほどに甘い世界ではないにしても飽くことなく練習を重ねるのも能力の一つですので、その姿に感化される選手が出てくれば相乗効果を期待できます。
いきなり国際交流試合でマルチヒットも右手有鈎骨骨折で2月中旬に手術で全治一ヶ月の出遅れは不運でしたが、見立てどおりに実戦復帰をして3月中旬には教育リーグで代走として、下旬には打席に復帰とその治癒ぶりで体の強さを見せられたのはまさに怪我の功名でもあります。
鎌ケ谷ではとにかくストライクなら振るという積極さとはまた違った早打ちが目立っていたのが気にはなりましたが、今はまだそれでもよいでしょう。
山本のストレートに手も足も出ず、抜いたボールにタイミングが合わず、数少なくはありましたが一軍での経験を糧に来季は成長した姿を見せてください。

【オリオン村査定】 1000万円 → 1000万円 (±0%)

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