2020年通信簿 31 菅野剛士

31 菅野剛士 外野手 27歳 年俸1440万円

【2020年成績】 81試合 223打数 24得点 58安打 打率.260 10二塁打 3三塁打 2本塁打 20打点 1盗塁 47四死球 55三振 得点圏打率.277

このまま埋没してしまうかと思っていた菅野ですがどうしてどうして、プチブレイクで一軍定着の足掛かりを築いた三年目となりました。
開幕一軍こそ逃しましたが7月になって登録をされると三番チャレンジ枠にはまって3割を超える打率でアピールをしてその後も3割前後はレギュラーに近い活躍で、中盤戦以降に息切れもあったでしょうし研究もされたのか数字を落としましたがキャリアハイの.260は本人も手応えがあったでしょう。
ファーストでの起用もありましたが不安視をされていた外野守備は安定感が増してむしろそこで使わないのがもったいないぐらいで、ポジショニングがいいのか追いつけないと思った打球にも対応できていましたし、プロ入りへの課題としての取り組みを続けているのでしょう、そこはもう弱点ではありません。
それでも同じ左の藤原、和田が伸びてきましたのでファーストやDHでの起用が増えるのでしょうが、今季のホップを来季にステップとするのが楽しみです。

二度目はきっちりと

石垣島では二軍スタートも国際交流試合にスタメン発表された加藤が負傷欠場したのに代わってマルチヒットで結果を残し、第三クールからは一軍に合流をして沖縄本島に帯同、練習試合ではアーチ連発も開幕二軍でしたが4カード目に4割で昇格はどこか昨季と似たような軌跡でした。
しかし昨季はそこで打てずにあっさりと降格となりましたが二度目の今季は打ちまくってその後の降格はコロナ罹患によるもののみでしたので堂々たる一軍選手としての今季は苦労人らしい、プロ入り後も恵まれているとは言えない境遇からの貪欲さがもたらした成果ではないかと思います。
菅野の持ち味は思い切りのよさでそれで三振も少なくありませんがそれでいて四球も多く出塁率が.389と高いのはロッテにありがちなストライクならただ振るというのではなく狙い球を絞って、つまりは考えて野球をやっているからこそではないかと、その姿勢であれば大崩れをすることもないでしょう。
小柄ですがツボに入ればスタンドインするぐらいのパワーはありながらも今季はそこがやや物足りなくはありますが、チャンスに自分で決めてやろうという前向きさが見えるのがとにかく好ましく、こういうタイプの選手がレギュラーを獲れば大人しめの選手が多い打線のアクセントにもなります。
左腕を不得手にしていますがセンター中心にバランスのいいバッティングができる菅野には、さらなる飛躍に期待をしたいです。

2018年通信簿
2019年通信簿

【オリオン村査定】 1440万円 → 2200万円 (△53%)

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