2020年通信簿 13 平沢大河

13 平沢大河 内野手 23歳 年俸2300万円

【2020年成績】 E 56試合 141打数 17得点 20安打 打率.142 2二塁打 1三塁打 1本塁打 10打点 6盗塁 32四死球 42三振

プロ入りから初めて一軍が無いままに5年目を終えました。
「外野で得たものは特にない。ショートにこだわりを持ってやっていきたいですし、出場機会とてんびんにかけてもショート一本という気持ちが強い」とは昨オフの発言で、それもあってか二軍で守ったのはショートだけで外野を守ることはなく、そして散々な結果であれば当然と言えば当然です。
四死球の多さに出塁率の高さを誇るらしさを見せはしましたが、しかし身長にも満たない打率では焼け石に水でしかありません。
角中や清田ですらファーストを打診されて、また菅野もファーストを守るなど複数ポジションを求められるチームの中で本人の意向が通ったように見えるのは逆に言えば見放されたようにも思えて、藤岡貴の先発志向に落合コーチがさじを投げたのにもどこか似ています。
試合を欠場してのスーツ姿を目撃されてトレードが噂をされたのもこのチーム内での立ち位置の不安定さが手伝ったような、今となっては藤原や和田を押しのけての外野は考えられませんし井口ロッテであるうちのショートはありえないでしょう、キャリアパスを設計し直す時期にきています。

まず満足なプレーを

遅きに失した感がありまくりますが10月半ばに右肘骨棘切除・遊離軟骨除去術で例によっての目論見は術後2ヶ月でのスローイング開始予定です。
この右肘痛はずっと言われていたことですし今春の石垣島でも守備練習で捕るだけ、送球はできずに足元に転がすという状況でしたから二軍での出場もだましだましなところがあったと思われ、せっかくと言ってしまうと語弊はありますがコロナで開幕が遅れたタイミングでの決断をすべきでした。
投手ではないので肘でそれほどに時間がかかるとも思えませんが、それでも順調にいって来春のキャンプに間に合うかどうかは復帰の足枷になるでしょう。
その10月のタイミングにしてもコロナ禍により二軍戦が開催不能になったのがきっかけでしょう、それが無ければ閉幕まで待ったのではないかと思います。
それも本人の判断ですから結果がどう跳ね返ってこようが覚悟はできているにしても、ファン目線からすれば歯がゆくもあります。
残念ながら井口ロッテで平沢の活躍の場があるようにはどうしても思えないので近いうちに背番号の剥奪、そして戦力外の構図が見えてしまうのですが、それでも焦らず治癒に専念をして守備はもちろんのこと打撃にも多少は肘の影響があったでしょうからそちらもしっかりと、昨年8月ぐらいに打てて守れれば食いっぱぐれることは無いはずですので外から声がかかるよう二軍で文句の付けようがない数字を残して拾う神を待ちましょう。

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