17年連続のV逸

諦めてはいましたが数字的には可能性が残っていたリーグ優勝が無くなりました。
1点も取れずの幕切れは今季を象徴しているかのようで、板東にプロ初完封を喫して明石のプロ最終打席のアシストをして、完全な引き立て役です。
「ミーティングはしっかりとやっていた」と責任を選手になすりつける井口節も健在で、「ストライクをどんどん放ってきてたので積極的にいけなかった」という意味不明のコメントを冷静な分析とするスポーツ紙の忖度も相変わらず、その評論家チックな能力は解説者として発揮してください。
残るCSは借金のままでは届かないので負け数が多いのが足枷にもなり、しかしCSも逃して、5位で終わっても続投とするのであれば球団の見識を疑います。

まあ二木ではある

チームがどうより自身のためにも見栄えあるピッチングをしなければならなかった二木は、しかし箸にも棒にもかかりませんでした。
いきなり先頭の三森に初球を放り込まれて先制を許し二回は柳田にタイムリーを、そして四回には申告敬遠の挙げ句に中村晃に怒りの一発を浴びてさらに連打で6失点、五回どころか四回も投げきれずにこれで今季は終了でしょう、もしポストシーズンがあっても昨季に続いて出番はありません。
もっともある意味で二木だった、とは二度の満塁のピンチを凌ぎはしましたがボール先行であってもなかなか歩かせない粘りが身上のはずがそれも今は昔で、そうなれば球威があるタイプではありませんのでリードした余裕の展開でなければこんなものなのでしょう。
初球の入りが甘かったのもその苦しいピッチングを顕していたような、そしてそれを見透かされたかのように狙い打たれた今日の二木でした。

タチが悪い

打線も僅かに5安打で初回の連打以降は試合が決まった後のものですので、板東に手も足も出なかった惨敗です。
角中が帳尻合わせに頑張っていますが安田、山口が不発となれば得点力はガダ落ちで、そもそもなぜベンチにいるのかが疑問でしかないレアードが代打で出てきて例によってまともに芯に当たらないのが層の薄さを、起用の偏りを、この5年間の収支決算を見せ付けられたかのようでした。
初回に安田が打てていれば、とは思いますがきっと結末に大差は無かった、と思えてしまうほどに二回から六回まで一人の走者も出せずに淡泊、無気力にも思えましたが選手は必死にやってのものでしょうからむしろタチが悪い、困ったものです。
それでもミーティングどおりにプレーできない選手が一番に悪い、笛を吹いたのだからしっかり踊れ、シーズン終盤のガス欠なんてキャンプで準備するものではなく選手が自ら作り上げていくものだ、実績重視、基礎練習より実戦重視の何が悪いんだ、切り替えていこう、の野球は続きます。

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◆9月24日(土) ソフトバンク−千葉ロッテ22回戦(ソフトバンク13勝9敗、14時、PayPayドーム、38,250人)
▽勝 板東 24試合3勝3敗
▽敗 二木 9試合2勝4敗
▽本塁打 三森8号(二木)、中村晃6号(二木)

▽バッテリー
千葉ロッテ 二木、廣畑、八木、坂本—佐藤都、松川
ソフトバンク 板東—甲斐

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