143通り、いっとく?

今日もガラッと打線の並びを変えてきた吉井監督です。
タブロイド紙かつ名も無きOBを登場させてのもので信じられるかどうかはさておき野手の起用も吉井監督が主導していると報じられて、それでいて四番茶谷にコーチ陣が反対したからと聞く耳を持たないわけでもなく、今は何をやっても上手くいく笑いが止まらない状態でしょう。
今日も茶谷に代えてファーストで起用した池田が4安打にまさかの四番ポランコが貴重な追加点となる犠牲フライを、角中も2安打2打点と大当たりで、もちろん仙台では打てない平沢など全てがピシャリではありませんがむしろそれが戒めになってよいのかもしれません。
選手もやり甲斐があると思われ昇格即スタメンで結果を残した池田はしかし1試合4タコだっただけで外されて一週間ぶりのスタメンでしたがこれまでであればそのまま消えていた可能性が高く、四番を含むクリーンアップで5試合連続ヒットの茶谷が前の試合の5タコで今日は欠場もすぐにまたチャンスがあるでしょう。
打てないとは言っても平沢は進塁打にファールで粘って四球を選んでダメダメなわけでもなく、だからこそ外野手不足があるにせよ出番をもらえます。
外されて下をうつむくのではなく何くそ次こそと思える環境こそが好循環をもたらしている、しかしそれだけで長いペナントレースを戦い抜けるほど甘くはないでしょうからその中で「レギュラー」が生まれることを期待したい、昨季までとは違ってこぼれた選手は言い訳ができない吉井ロッテです。

西野が4年ぶりの完投勝利

投手陣、と言いますかリリーフ陣にも追い風が吹きました。
ブルペンデーで総動員した翌日が雨で今日は西野が4年ぶり2度目で今季チーム初の完投勝利、これで出番が多くなりそうな明日に万全な状態で準備ができます。
弱っている楽天打線ではあれストライク先行で無駄なボール球がほとんど無い立ち上がりはストレートは押し込めてスライダー、フォークともにゾーンを外れることなくだからこそ早いカウントで手を出してもらえて五回まで僅かに43球、六回以降にやや粘られるもそれで乱れることなく最後まで投げきりました。
鈴木大に同点タイムリーツーベースを浴びましたがサードを欲張って走塁死をしてくれて、先頭打者を出してもゲッツーで切り抜けて、これで無失点であればマダックスでしたがほぼそれに等しい97球での3安打1四球1失点は文句の付けようがありません。
これで6人が横並びだったハーラーダービーを抜け出す5勝目でまだ5月、なぜか永久凍土打線らしからぬチーム内ダントツの援護率もあり今後が楽しみです。

大塚を粉砕

解説の大塚が流れの大切さを何度も口にしてその言葉どおりになってイヤな雰囲気にもなりかけましたが、見事にそれを粉砕してくれました。
田村の三塁線を抜くかと思われた打球を伊藤裕が好捕してその裏に同点に追い付かれて、しかし先制打を放った池田が相手に傾きかけた流れを引き寄せます。
三打席目にして3安打猛打賞を友杉が送って中村奨のエラーは浅村には酷な公式記録員でしたがポランコが外野に運んで、これで則本は緊張感が切れたか連続四球にど真ん中を角中に運ばれてジエンド、さらにはバッテリーミスが複数と弱いチームの典型になっている楽天を確実に仕留めました。
池田は初球、スリーボールからとファーストストライクを積極的にそれが狙ったボールであったのであれば、今はそれでよいでしょう。
また2割を切った中村奨に守備固めを出すなど吉井マジックの一方でこういった納得感のある起用がチームを活性化させて、このまま明日も屠るのみです。

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◆5月20日(土) 楽天−千葉ロッテ6回戦(ロッテ4勝2敗、14時、楽天モバイルパーク、18,119人)
▽勝 西野 6試合5勝1敗
▽敗 則本 6試合1勝3敗

▽バッテリー
千葉ロッテ 西野—田村
楽天 則本、安樂、伊藤茉、小孫—太田、安田

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