ニューカマー体験会に散る

森山未來と堺雅人かと思ったら、マーティンとパラシオスでした。
まだ来日して1球も試合で投げていないパラシオスがなぜベンチにいるのか、そもそも投手がベンチにいるのが珍しい、もしや野手転向か、なんて妄想を膨らませていたら大阪にいる西川以外のルーキー、育成枠も含めて全員がベンチにいてニューカマー体験会だったようです。
そんなZOZOマリンでの二軍戦は先制して追い付かれてもすぐに勝ち越して追加点を取って、しかし国与四会の壊滅で敢えなく散りました。
桜もとっくに散ってるしなぁ、場内には5月の日程ポスターが貼られていてモデルは小島、おそらくこの6人が次々と登場するのだと思います。

皆無

めっちゃヤバいです。
若頭の澤田は1回無失点でしたが惚れ惚れするゴリ押しの面影は無く、インフレ気味のZOZOマリン仕様ガンでも140キロ台前半がありました。
会長に至ってはいきなりストレートの四球で次の打者の初球に暴投、ヒットを打たれて2打者で交代です。
西村も決まるときは決まりますが決まらないと決まらないしあっさりと打たれる、あんなショートアームでしたっけ、苦しいです。
横山とともにここのところはつるんでいる写真が球団公式Twitterに載らずに距離ができたのかもしれない東妻はなぜか二軍では足の上げ下げが不安定ででもスライダーが東條みたいに曲がってるじゃん、風が強かったけど、なんて思ったら次のイニングにこれまたストレートで歩かせて信用できません。
最後は坂本かとも思いましたがいなかったのかな、このメンツで一軍に推したい投手は今日を見る限りでは皆無でした。

素材型

国吉と同じくイニング途中にマウンドから引きずり降ろされたのが一條です。
エキゾチックな顔立ちも似ている、なんてのは置いておいてナマで見たのは初めてですが牽制球がアーム式だったのにはびっくらこきました。
先頭を歩かせて走られてタイムリーを打たれて1つ三振を奪ったところでの交代は球数なのか制球が爆発していたのが理由か、大学生の3巡目で都城スタートに首を傾げましたがこれだと素材型で獲ったのかと思えてしまう、数字もさして出ていませんでしたし何が武器かがイマイチ分かりません。

唸る

一方で公式戦デビューで先発の廣池はボールが唸っていました。
今日の中では一番かな、155キロは眉唾にしても常時150キロ前後でその数字に相応しい伸び迫力が感じられます。
精緻なコントロールって感じでもありませんがファールで粘られても屈することなく、短いイニングに持てる力をフル投入するリリーフ向きにも思えます。

元気

無双しながらも故障が噂されて姿を消していた石川慎が前日に復帰して今日はスタメンで、センター前に痛烈に弾き返すタイムリーと元気です。
代走の気配に笑いながら拒否パフォーマンスしてスタンドを盛り上げて、現状の外野陣ではどれだけ二軍で打ってもなかなか一軍に呼ばれるとは考えづらいですがこれを見るとトレードは無いかな、ただ本人はどう思っているのか、二軍にいるのは忸怩たるものがあるでしょう。
昨季はちょいファーストを守りましたが今季はDHがメインで外野ですらちょろっと、守りのセンス無しとの烙印を押されたのであれば厳しさが続きます。

代走・・・

その石川慎の代走が安田でした。
サードは上田でスローイングの弱さに加えて逆シングルをあっさりと抜かれて守りでは安田なのに二軍でもそうはならない、サードを守ることはあってもファーストが多くて一軍の今を考えれば戦力外通告をされたも同然とは言い過ぎか、穏やかで素直な性格によるのか外からは悔しさなどは見えません。
それが放浪癖と何が何でもとはならない一因にも思えて、残念です。

意外と

鎌ケ谷で見たときには全体的に緩慢でアポステルみたいとのファーストインプレッションだったアセベドを楽しみにしていたのですが下降期に入ったのか数字がガクッと落ちてきて、この試合でもどん詰まりのゴロなど壁の前で立ち往生、いや、乗り越える算段タームのようです。
ただ守りで肩を魅せてエラーで出塁したときのセカンド走者としての挙動は野手の位置をきっちりと確認して、これって当たり前ではあるにしても若いし雑なのかと思っていてこれまでの育成枠助っ人がそうでしたし、これは意外、打撃が戻ればそれ以外が大きく足を引っ張るのは無いかもしれません。

足枷?

ルーキーでは今日に四番ファーストの立松が「プロ1号」を叩き込みました。
打った瞬間にの引っ張っての弾丸ライナーで、腰を低めにフルスイングが森に似ているなんてプレシーズンにちょぴ話題になりましたがまさにの一発です。
出足は躓きましたが気が付けば.279とそこそこになって、しかし立松も一軍だと守るところが無い、捕手とファーストが武器でなく足枷にも思えます。
もう2歳も若ければ下積みと前向きにもなれますが小川と同級生となるとしんどい、上昇曲線が続いたときにどうするどうなるかが不安でなりません。

判断基準

佐藤と上田は1安打ずつで、ともに3割をキープしています。
捕手とDHを交互の佐藤は体調面がどうかが分かりづらく上田は守備があれで何でもない打球に飛び出して、ともあれ戻す判断基準が明確なのか、一足先に戻った西川がここまでを見ると内外の揺さぶりを克服してのものとも思えず、佐藤は植田で戻しやすくはありますが上田は昨季みたく長引くかもしれません。
池田が続けてヒットを打ったことでなおさらに、金田と勝又は出番は無くも試合前の練習では活発に動いていてでも押しが弱い、内野陣は弱いなぁ、宮崎は今日はマルチも上がりきらずショートと併用で松石への投資の回収が中途半端にもなって、これでまた上位に即戦力内野手となったらサステナブルに反します。
そういう意味ではこっちもですがあっちも坂本とかヘルナンデスとか今村とかバルドナードとか、いちゃいけない人がいっぱいいた試合でした。

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◆4月30日(水) 千葉ロッテ−巨人5回戦(ロッテ3勝2敗、18時、ZOZOマリン、4,195人)
▽勝 泉 3試合1勝
▽S 馬場 13試合7S
▽敗 西村 10試合2敗1S
▽本塁打 立松1号(今村)

▽バッテリー
千葉ロッテ 廣池、澤田、廣畑、一條、岩下、東妻、国吉、西村、中村稔—佐藤、松川
巨人 森田、今村、泉、バルドナード、馬場—喜多、山瀬

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