予知夢かな

荷物検査でカロリーメイトを没収された怒りに震えての発熱で寝込んでました、なんてね、この日は体だけでなく心も凍えて花粉にもやられてまぶたが腫れ上がって目を開けているのが辛くて早々に一日を終えました、寝過ぎだろうと思いつつ二度寝、三度寝は久々の12時間睡眠で完全復活です。
小島は眠れたのだろうか、開幕戦でぶつかる相性の悪いソフトバンクを相手に5回零封で勝ち投手の権利を手にしてマウンドを降りるもお約束のような逆転負けでその視線の先に見えているのは何だろう、予知夢じゃなければいいな、本番ならあそこで小島が代わるなんてありえませんし山口が守っているのもありません。

小島らしさ

とは言え小島が絶好調だったかと問われれば微妙、風が強かったにせよコントロールに苦しんだ感があります。
ボール先行も少なくなく3四球はしかし初回が象徴的でしたがカウントを悪くしながらも周東、柳田、近藤と面倒なところを三者連続奪三振とキレのあるボールを投げ込んでストレート、落ちるボールはフォークかな、それとチェンジアップはバラエティに富んだ組み立てです。
打たれたヒットは1本だけで小島らしさは魅せられたのではないかと、細かなところはマツダ、箱庭で調整して福岡に臨みましょう。

継投

ゲレーロもらしいと言えばらしい、ストレートの威力はありますがばらけて八回を任せるのはやや怖いにしても西野らベテランがリードをして五回、六回で降板したときには頼りがいのある存在になってくれそう、ばらつきは久々の強風に戸惑ったのがあったかもしれません。
益田も然り、ピシャリと抑えたらそれはそれで気持ち悪かったりしてこのピッチングをベースに考えれば7セーブするまでに1つぐらい落とす感じか、必要悪です。
愛される立場とも思えないのですが一軍に帯同を続ける東妻は足上げ、クイック、スーパークイックを同じ打者で使い分ける、いわゆる普通の緩急の付け方でこれで凌いでいくのか凌げるのか、三者凡退ではありましたが歩かせる気配もあって勝っている状況で見たい投手ではありません。
小野の評価は保留で守りに足を引っ張られて強い打球を打たれたのが悪いのは悪いですが逆転打も守備固めであれば試合終了だったでしょうし、そもそもが立松の経験不足で広がったピンチでしたからそこを差し引けば追試で判断、ただ厳しい立場であるのは間違いないです。

大丈夫かよ

立松がノイローゼになるんじゃないかと、心配になります。
またボールがミットからポロポロとこぼれてパスボールをやらかして、あれが無ければ同点止まりでサヨナラで勝てたかもしれません。
要はプロのスピード、キレにミットが追い付いていないと思われ、だから捕ったつもりが捕りきれずああいったプレーになります。
内野安打になってしまった庄子のセーフティーも小川のベースカバーが遅れたにしても田村なら、もしかしたら佐藤でもベースの上に向かって投げたでしょう。
これはもう、ある意味で本人には辛い言葉かもしれませんが「使ったベンチが悪い」としか言いようがなく、寺地も粗いキャッチングがありましたがそれよりも酷い、ブランクがあって加えてレベチのボールに四苦八苦は打撃面にも影響を及ぼして立松の上空には黒雲が漂っています。

寺地猛打賞

小島に首を振られまくって捕手としては同じく修行中の寺地も打撃に苦しんでそろそろ教育リーグ行きかなと思っていましたが、3安打猛打賞で持ち直しました。
一本目はコースヒットでしたが2本の二塁打は寺地らしいバッティングで、ライトへのツーベースは内のボールを上手く捌いて最後は右腕一本でこれを見たら変態打法の本家本元、角中も舌を巻くのではないかと、本人にその気は無いでしょうし上田ラブの気配があって無理にしてもサード寺地で200打席を見たいです。
復帰の藤原はフォーム改造の話もありましたが追い込まれるまでは足を上げて追い込まれたらすり足では変わらず、ただ球審に隠れてよく見えなかったですが昨季に比べて腰の落とし具合に低さが無かったような、どうあれ開幕には間に合って外野バチバチに身を投じます。
そのバチバチで頭一つ抜けている西川は軸の据わったスイングでレフトに痛烈に弾き返して、技ありの逆方向だけでない力強さを見せてくれました。
一方で岡の調子が上がらないのがやや気掛かりで、一年のスパンで西川は未知数でここぞで安心印のベテランの逆襲を期待します。

明日への活力に！

◆3月7日（金）　千葉ロッテ−ソフトバンク2回戦（ソフトバンク2勝、13時1分、ZOZOマリン、7,042人）
▽勝　木村光　2試合1勝
▽S　岩崎　2試合1S
▽敗　小野　2試合1敗

▽バッテリー
千葉ロッテ　小島、ゲレーロ、益田、東妻、小野—寺地、立松
ソフトバンク　大関、濵口、又吉、木村光、岩崎—谷川原、渡邉