白星発進

曇天でも暖かいなと思ったのは一瞬で試合が始まって風が強くなったら3月の試合、寒すぎる、帰りなんて向かい風で耳がちぎれるかと思ったぜ、花粉のせいもあってか鼻水とくしゃみが止まらずイヤな震えもあったので風呂に入って布団にもぐって目が覚めたらこんな時間です。
さておき今季初現地はZOZOマリンでの白星発進で体は凍えましたが心は凍えることなく、顔ぶれを見れば当たり前ではあれ幸先のよいスタートを切りました。
そしてオフ企画のための写真撮影も始めて、むずい、くだらない規制でインプレー中の写真をアップできなくなってそうでなくても現地観戦が激減してシャッターチャンスが減ってチケット代高騰でホームから遠ざかって望遠を利かせることで画像が粗くなって大変だ、どうしてくれよう、苦しいです。
もっともよほど悪質でなければ目こぼしされると思われ、またバストショット中心でインプレー中かどうかなんて分からねーだろ、と開き直りもありでしょう。
ちなみにスタンドは案に相違してガラガラでライトスタンドは4割程度、レフトスタンドはその半分ぐらいと平日デーゲームらしい客入りでした。

順調すぎる

本拠地初見参の西川が順調すぎます。
初打席はいきなり初球を体を捻りながら角中とはちょい違ったタイプの変態打ちでライト右にツーベースをかっ飛ばし、次の打席は左中間に犠牲ライナーで初打点、三打席目は三塁線を破るこれまたツーベースで公式戦なら間違いなくお立ち台の大活躍でした。
結果が伴っているのもいいですが内容がよい、ツーベース2本は必ずしも強い打球ではありませんでしたがきっちり振っていることであそこに飛んだのでしょう。
あまり目立ちすぎると開幕までに分析されて井上みたいになってしまう懸念もありますが壁がそびえ立つなら早い方がいい、乗り越えるまでです。

怖すぎる

同じくルーキーの立松が終盤にマスクを被りましたが、先日と同じくボールが手に付かずミットに付かずポロポロと片手に余るキャッチングミスが怖すぎます。
ブランクがあるのとプロのキレに付いていけないのとこれでは投手が安心して投げられない、もし本気で立松を捕手として使うつもりなら第三捕手として一軍に置くのではなく二軍でみっちりとたくさんのボールを受けさせるべきで、大下よりはマシにしても実態として大差はありません。

早すぎる

3回は投げるだろうと思っていた西野は2回35球で降板、早すぎます。
開幕まで3週間ほどありますがこのペースで間に合うのか、石垣島で4人に内定を出したらしい開幕ローテに都城の西野は入っていません。
助っ投次第では二軍スタートなのか、それとも五回を投げればよし、もしくは中10日以上で回すつもりか、今後次第でしょう。
ピッチングとしては140キロ台後半が出てしかし抜け球が少なくなく、前回登板で反省点としていたフォークはほとんど投げませんでした。
模索中で実戦は少し遠ざけるのかもしれませんが代わりにスライダーが小気味よく曲がっていて、今季もこっちメインになりそうです。

凄すぎる

田中晴は5回零封で万々歳です。
適当にばらけていましたがあれだけの球威があればむしろばらけた方が武器にもなって、バットを2～3本もへし折りました。
背後からの中継では気が付きませんでしたが正面から見ると左足を引いてクロスするようなフォームに変わっていて、あまり見栄えはよくありません。
ただそれでボールにねじりが入っているのか肩肘への負荷を除けば気持ちよく投げられるのが一番、合っているなら問題は無いです。
もうよほどでなければ開幕ローテは決まりでしょう、件の4人は小島、種市、石川柊、そして田中晴であっても驚きません。

渋すぎる

そんなMVP候補が目白押しでしたが、自分の推しは田村です。
先制点は田村の四球で始まってファールで粘っての11球、これで松本のペースが乱れました。
打ち損じと言うよりは振りにいってのものでああいったバッティングができれば下位打線の核になれる、正捕手はともかく二番手は譲らないとの意地が見えます。
田村に続いて小川も粘って7球での四球とイヤらしく渋い攻撃で、深いところからクイックでの強肩も魅せていいアピールになったでしょう。

しょぼすぎる

vs上田は敗色濃厚でスタメン落ちの安田はソトに代わって途中出場、こちらはアピールできませんでした。
どころかお約束の見逃しに安田印のサードファールフライと笑うしかないしょぼさで、焦りによる空回りなのかこれが現状の力なのか、どうあれ情けないです。
豪快に放り込んだ愛斗は微妙、それ以外の打席が走者を進めることもできないなどベンチが眉をひそめていてもおかしくはなく、一方でこれが愛斗だ、西武のときのまんまじゃん、と忘れたころの長打は今季の目標に掲げているもので本人は満足していそう、外野陣の生き残りバトルは続きます。

明日への活力に！

◆3月6日（木）　千葉ロッテ−広島3回戦（ロッテ1勝1分、13時、ZOZOマリン、8,814人）
▽勝　田中晴　3試合1勝
▽敗　松本　4試合1敗
▽本塁打　愛斗2号（河野）

▽バッテリー
千葉ロッテ　西野、田中晴、鈴木、横山—田村、立松
広島　床田、松本、森浦、河野、滝田、鈴木—清水、高木