ガッチャマンでないことだけは確かです。
山岡の発覚に端を発したオンラインカジノ利用にかかる自主申告について、NPBが7球団14人だったと発表しました。
これが多いか少ないかは何とも言えず、現実問題として申告していない選手、関係者がいないとも思えません。
そもそも選手とは限らずコーチやスタッフが大半かもしれず、そしてその分母からすれば意外に少なかったと言えなくもないです。
悪手
開幕に向けての影響が避けられないとはNPBが他人事だからで、発表にはありませんが「処分や名前を公表するかどうかについては各球団が内容を精査した上で判断して対応」とのこと、つまりは球団に丸投げで組織としてのリスク管理がこれ以上に無い悪手です。
こういったものは一気に膿を出さないと後に引きずるのが想像に難くなく、誰か、を明らかにしなければなおさらでしょう。
名前や処分を公表すると申告せず後に発覚したらより厳しい対処とせざるをえず、それを闇に葬るためとすら思えてしまいます。
誰かが分からなければ「あいつは黙ってた」なんて言われないで済むわけで、14人に含まれているかを問われてもNPBや球団がノーコメントを貫けば総勢が曖昧なままに時間が解決してくれる的な、そんな風化を待つかごとく甘いことを考えているのであれば大怪我にもなりかねませんが、このあたりはポスティング周りで何ら指導力を発揮できないNPBの限界かな、加藤公認球なんて独善的なものが嫌われるコミッショナーも然りです。
発表すべきだった
各球団も苦しい判断を求められます。
球界だけでなく他競技や芸人でも発覚して解雇されているケースがあって、世間の目が厳しくなっています。
厳重注意程度で収めたいのが本音でしょうがどこかが発表して処罰をしたら「あそこは」と比較されるのが火を見るより明らかで、うがった見方をすれば黙っている選手がいるかもしれず諸刃の剣になりかねませんが該当が二軍選手の球団が厳罰を処して他球団にいるかもしれない主力を道連れにする作戦だって取れないわけじゃない、保元の乱で平清盛が敵方となった叔父を斬って源義朝に父らを殺すよう促し源氏の弱体化を企んだみたいに、さすがに無いとは思うけど余地はある、そうならないために球団に任せる表向きではなくNPBが発表しない方向性を内々に言い含めているかもしれません。
しかし分からなければ知りたくなるのが世の常で、蠢動するであろう文春やタブロイド紙には格好のネタでしょう。
例えば藤岡がそうだったように出るべき選手が出ないことで「あいつが」と根拠無い憶測で囁かれるのも避けられず、基準が無いためNPBだって困るでしょうが一括で発表、金額や回数の多寡はあれ野球賭博に関係していないことで一律の処罰をして幕引きを図るのが正しかったと考えます。
球団と申告しなかった選手、関係者たちの周りの出方を窺う様子見のままに開幕を迎えることにもなれば最悪です。