対外試合事始め

今季初の対外試合は昨日に雨で流して今日も流れたら何のためにパリーグTVと契約したんだとなるところでしたが、時折に日が差す半袖の人もいた陽気で無事に試合ができてよかった、内容はさておき、盾矛の紅白戦とは違ってシンプルにその結果を評価できます。
実況が若手中心とは言っていましたが高卒2年目など二軍中心は半数以下の楽天猿を相手にこちらも似たような顔ぶれとなれば引き分けはリーグ格差を考慮すれば物足りなくはあれ、戦力の見極めという意味ではそれなりに収穫があったでしょう、悲喜こもごもでもありました。
週が明ければ沖縄シリーズは残念ながらセントラル主催で映像を見られませんが翌週の宮崎では都城から合流する選手もいるはずで、大事な一週間となります。

打てねーな

そして打てませんでした。
まだ投手の調整が先んじているにしても五回まで2四死球のノーヒットは六回にようやく小川の技ありヒットが出てそこから得点を重ねましたが相手の自滅感が否めず、たかが1試合でどうこう言うのもあれですが、やっぱりなと思ってしまう湿りっぷりです。
サバイバルでアピールをせねばならぬ若手の振りがもうひとつ鈍いのが引っ掛かって、過度に結果を求めて当てにいっていると思えなくもありません。
そんな若手の話題の中心はやはり西川で中田みたいとは解説の立川、なるほど、確かに構えとか空振りしたときの挙動が似ています。
どっしりとしていて軸が動かず引き付けてのスイングは大崩れをしなさそう、キレのある一線級が相手だとまだ未知数で外を追いかけてしまうかもしれませんがこのクラスを追っかけていた山本に比べれば率は稼げそう、しっかり振っていることで逆方向への打球にも勢いがありました。
吉井監督が消極的と指摘した走塁はどれのことだろう、上田のツーベースでホームインできなかったのは二塁走者の石垣も戻りかけて難しい判断でしたし茶谷のボテボテのゴロでスタートを切れなかったやつか、捕手が弾いたときなのか、今後の課題は伸びしろでもあるでしょう。
こちらはずっと大松にしか見えずたまに間違えて大松と書いてしまう上田は3安打猛打賞で、力より技が見えた今日を見る限りでは長打で大松にはなれなさそう、もう少し力感が欲しかったりもしますが型を作るということで今は無理にそれを求めなくてよいと思います。

石垣vs茶谷

最初のタイムリーを放った石垣、ヒットにはなりませんでしたがらしいカット打ちを見せた茶谷、まあ実質はセンターフライですが深いところまで弾き返した立松とこのあたりはいいアピールができたかな、一方で山本、寺地は空回りで松川が相変わらずだったのが残念でした。
石垣はこの感じを続けられれば開幕一軍も狙えそうで、あまり打席は無いでしょうが大下よりはいけそう、ワンバウンドした寺地の送球を上手く処理するなど守りのアドバンテージもあって茶谷とのサバイバルはファーストの守備固めのニーズがどの程度あるか、それが強ければ茶谷が一歩前にいます。
ただあれだけ捕手メインとしながらも今日はファーストを守った立松が一軍だとそこをカバーできて、誰がどう、よりはトータルでの判断にもなるでしょう。

守り

守りでは石垣がそういったプレーを見せた一方で友杉がお約束のスローイングミスを、記録はエラーにならなかったみたいですが山本の好返球を捕り損なった寺地とあまりいいものは無かったかな、バウンドが合わなかった小川など土のグラウンドの影響があるにしても仙台は土だったような今季は甲子園もあります。
捕るまではともかく、鎌ケ谷では余裕をかましながら内野安打にしてしまった上田のワンテンポ遅れるスローイングも気になりました。
セカンドベース寄りの打球を機敏に処理した宮崎はそれだけを見れば思っていたより守れそう、プレー後に足首を抑えていたのがちょっと心配です。

怪我

そう、申し訳ないですが雑なイメージのあるCPBLやKBOとの試合は怪我が怖いです。
右肘にぶつけられた和田、走者と接触して右手首を痛めた小川は大丈夫っぽいですが右手首にガツンの西川はどうよ、めっちゃヤバい箇所です。
もっともこちらもかなりぶつけたのでこの時期の、このクラスでの対戦だと仕方がないのか、お互いに大事ないことを願いましょう。
無理なプレーも止めてくれ、ヘッスラの立松には好事魔多しと経験者の小川が言い含めてもらいたいです。

暴れ馬カルテット

さて、武内、田中楓は似たように暴れまくりましたが内容は全く違います。
先日の紅白戦に続いて一死も取れず15球連続ボール、4四球4暴投の武内はまた背中を抜けていくのもあって、試合に投げさせていいレベルではありません。
ブルペンではどうだったんだろう、そこではまともであれば完全にメンタルの問題ででも技術的な問題もありでしょう、イップス疑惑がさらに強まりました。
紅白戦とは違ってイニング強制終了とはいかずスクランブル登板となった田中楓もいきなりぶつけて、しかしアウトは全て三振とこちらはリリースポイントが一定しないのが理由と思われ、そこはどこかルーキーイヤーの永島田に似ていてつまりは改善の余地はあるはずです。
決まったボールはよかったですし、本家本元の永島田はかつての面影はかなり無くなってぐいぐいと、田中楓だって短所より長所です。
同じく暴れていた、これまた紅白戦と同様に、早坂はもう場数をこなしていくしかないかな、腕を振ることを忘れずに前向きにいきましょう。

田中晴ロード

昨日の予定でスライドしなかっただけかもしれませんが初の対外試合に先発は高野脩ではなく中村亮、ほろ苦デビューです。
いきなり連打を浴びて四球も絡んでの3失点、2イニング目は三者凡退に抑えましたが印象はあまりよくありません。
見るからに指にかかっていないボールが抜けまくってフォームもアーム式で好みではなく、たまたま悪かったのであればよいですが厳しく思えました。
この試合で一番によくて記事になりそうなのが木村で長身もあってか腰高、手投げ感はありますが角度のあるストレートは威力があります。
高卒二年目の一軍、田中晴ロードも夢じゃない、その田中晴と同様に上位24人に入ってくるだろうとの前評判とは違っての3巡目で獲れてよかったです。

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