いきなり試練

サードの練習は新入団選手発表会あたりであった話ですから直接的なきっかけではないにしても、宮崎にいきなり試練です。
本職のセカンドに中村奨が色気を見せてそうでなくても藤岡を倒すのにかなりなハードルがあったのに、そこに情実人事が絡んでしまいます。
そしてセンターラインを守って欲しい西川はショートでしょうが二遊間のライバルが増えるのは宮崎にとって衝撃で、たまったものではないでしょう。
もちろんその競い合いで勝ち抜いた選手が逞しく育ってくれればチームにとって、極端なことを言えば誰でもいいのですが、しかし編成としては敗北です。

お金持ちの子どもかよ

これが層が厚い、さしてウィークポイントが無いのであれば事情は変わってきます。
どんどんとレギュラー格が安穏とできないように有力な若手をぶつけるのはよいことで、それでさらに強くなっていくでしょう。
しかし今のロッテはどこもかしこも補強ポイントだらけでもし西川をショートで起用するとなると上位指名の二人を二遊間の選手で埋める余裕があったのかと問われれば否、そうでなくても二遊間ガチャと里崎に揶揄されるように打撃、守備とポイントが別にしても池田、友杉と立て続けに獲りました。
3年、5年スパンで考えれば金田や勝又、松石もいるわけで、さらにはその走りとなった小川の台頭があります。
現有戦力をいかに使い育てていくかより新しいおもちゃに目を輝かせるお金持ちの子どもみたいな、そんな気がしてなりません。

逞しく育て

前回のドラフトで即戦力投手が大谷だけでその大谷があんなだったことで、そして佐々木が抜けるのが必至だったわけで、それでも西川、宮崎だったのは補強はまず野手、野手が投手を育てることはあってもその逆は無いと考える自分として頭から否定するつもりはありません。
しかしそれも外野手、内野手とポジションが分かれていたからで、この構想をドラフトの時点で吉井監督と編成部は共有していたのか、共犯なのか編成部が頭を抱えているのか、もし後者であれば稲尾、バレンタインに続く監督の暴走でしかなく、真相は明らかにならないでしょうがめっちゃ気になります。
結局は外野を守る西川だと思う、思いたいですが、ともあれ宮崎には苦難を乗り越えてわんぱくにたくましく育ってくれ、丸大ハムです。

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