2024年通信簿 52 益田直也

52 益田直也 投手 35歳 年俸2億円

【2024年成績】 44試合 1勝4敗25S 防御率2.59 41回2/3 27被安打 2被本塁打 14与四球 3与死球 35奪三振 被打率.179

頑張れば届きそうな数字があるので」の名球会には届かず30セーブも切った益田ですが防御率は2点台半ばで被打率は1割台、なかなか評価が難しい今季です。
これはもうイメージの問題なのか、出足がよかった昨季とは真逆に春先に打ち込まれたのとしんどい夏場にやられたりして、数字ほどの安心感がありません。
そんな出足に抹消されたり夏場に軽い腰痛で3試合続けてベンチ外という鉄腕にも不安が生じて来季は36歳の巳男、節目のシーズンとなります。

ストレート命

終わってみれば春先は体調面で不安があったと、投げ方が分からなくなったとか人差し指が痛かったとか、ありがちな言い訳です。
とは言え7年ぶりに50試合を切ってしまったとは言っても球団記録を更新し続ける747試合、そりゃ常に万全とはいかなくても仕方ありません。
プレッシャーもあったでしょうからそれから解放されたい、うまくいけば4月に達成できるとの来季の展望がそのとおりであってくれよと願います。
ピッチングとしては代名詞でもあるシンカー、そしてやや増えつつあるスライダーよりもまずストレート、これが走っているかどうかがバロメーターです。
中盤戦あたりでそのストレートの走りが戻ってきたことが最終的な数字に繋がったのでしょうし、裏を返せばストレートが決まらないと目をつぶるしかない、ボール球が、それもすっぽ抜けに近いものが増えつつあるだけにそこに意を置いた調整こそが肝要でしょう。
走り込みを含めた練習量に定評がある益田が手を抜くはずもなく、逆に年齢を考えれば少しぐらいは抜いた方がよいのかもしれません。

記録尽くめ

ここ数年はずっと後継者が議論されていますが、それは来季も変わらないでしょう。
しかし名球会入りが決まった後にそれが本格的に動き出すかは鈴木、横山ら候補の成長度合いに加えて益田の調子がもちろんポイントとなって、そして名球会では終わらない、例えば今季に達成した6年連続20セーブは史上5人目の快挙ですが小林雅の7年連続が目の前にぶら下がっています。
全てがリリーフでの最多登板記録も狙えないこともない、宮西との年齢差は4つで122を埋めるのは余裕っちゃ余裕です。
そこまで守護神として君臨できるか難しくはあれど、そもそもセットアッパーとして始まった益田のプロ野球人生をセットアッパーで終えるのも悪くありません。

50試合を目指して

【オリオン村査定】 2億円 → 2億円 (±0%)

二度目の複数年契約を終えて、まあ実は3年契約でしたなんてのはロッテにありがちですが、現状維持としました。
上げるほどの要素はありませんが下げるほどでもない、澤村のと同じく勲章みたいなもので最後まで2億円が続くように思えます。
報道では窺い知れませんがあるいは三度目の複数年契約を結んだかもしれずそうであればそれに相応しい成績を、数字を伴った50試合登板がノルマとなります。

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