47 鈴木昭汰 投手 26歳 年俸1800万円
【2024年成績】 51試合 2勝2敗5S 防御率0.73 49回1/3 32被安打 2被本塁打 18与四球 1与死球 42奪三振 被打率.188
驚天動地の覚醒です。
昨季にリリーフとして防御率、被打率ともその兆しはありましたが、まさかここまでやってくれるとは思ってもいませんでした。
獅子奮迅、プロ初セーブも記録して誰も文句の付けようが無い見事な活躍で素晴らしい、そして勝負の来季となります。
直近では佐々木千など一年だけ花開いた選手は枚挙に暇がなくしかし残した数字が異次元だけに鈴木は乗り越えてくれると、そう期待しています。
別人モード
他球団の選手との自主トレには否定的ですが、今オフも継続するらしい松井裕とのそれがきっかけであれば、何を学んだのかがハッキリとしていればよいです。
ここまでとは微塵も思っていませんでしたがドライチに相応しいピッチングはできるはずと考えていて、しかしその足を引っ張ったのが豆腐メンタルでした。
走者を背負えば目が泳いでまるで藤岡貴のようになっての自滅を何度見せられたことか、それが今季はイニング途中の無死満塁を切り抜けるなど別人モードです。
それは背中のチャックを探したくなるぐらいに、元々から数字が出ていたストレートにスライダーという組み立てはさほど変わらず、本人はストレートの制球力が上がったのを手応えとして感じていて、そして何より右打者の懐に果敢に投げ込む胆力でしょう、それで圧倒的に右打者を抑えました。
イメージとしては河本で、河本二世になってくれ、短いイニングで爆発してこその鈴木とリリーフ推しだったこともありこの路線を突き進んで欲しいです。
蓄積疲労が・・・
先発志向を口にすることもありましたが、いつかはそれを奪いたい、と守護神への意識を持ってくれているのが喜ばしいです。
リリーフで芽が出かけたのに先発に固執して消えていった、またしても名前を出して申し訳ないですが藤岡貴の二の舞だけは避けねばなりません。
それに向けて本人も油断なく2年連続が大事と、落ちる系の習得を目指すなど緩みは無さそうです。
ただ懸念は蓄積疲労による影響で初のオールスター出場で1回1安打零封はともかくとしてどうでもいいプレミア12でイニング途中やイニング跨ぎでフル回転させられて、公式Twitterを見るとあれこれイベントに引っ張り回されて、頭と体の乖離が怖いです。
放っておくと太りそうに見える体質も、ただこれはリリーフとしてフル回転するためのラクダのこぶ的なものであれば適度なふくよかさはありでしょう。
ミリオンを目指せ
【オリオン村査定】 1800万円 → 5000万円 (△178%)
言うてもまだ1年の活躍なので倍増ぐらいかとも思いましたが、1570万円が4500万円になった佐々木千を参考にキリよくハーフミリオンとしました。
球団の査定はそれを上回る3倍増の5400万円で夢があってよい、来季も同じぐらいの数字を残せればミリオンダラーズの仲間入りは余裕でしょう。
そこまで順調にいかずともアップ査定をもらえるのが最低ノルマ、揉めているのかまだ未更改っぽい「ライバル」早川を超える来オフを待ちます。