もっと生きたいと思いました

久々の映画館、約1年ぶりです。
幕張にちょっとした用事があったのでその足でイオンシネマに、予定していたわけではなく時間が近い、よさげな席が空いている、その中で適当に選びました。
結果的には大正解、ここのところ遠のいていますがイオンカードセレクトのミニオンズバージョンだと年12本を1000円で観られますしこれなら月に1本ぐらいは行こうかなと思えるような、派手なアクションがあるわけではなく震わせる音響があるわけでもなく、映画館がマストではありませんがお薦めです。

ヒューマンドラマ

一家殺人事件を起こした死刑囚が逃亡してその先でいろいろな人と邂逅する、何となくハリソン・フォードの逃亡者みたいなサスペンス映画かと思っていましたがもちろんそういった側面はありつつも、どちらかと言えばヒューマンドラマに重きが置かれていました。
逃走を重ねるごとに変装を繰り返し別人格になりその「正体」はどこにあるのか、なぜ逃げたのか、めっちゃざっくりとそんなストーリーです。

横浜流星

主演の横浜流星なる俳優を知りませんでしたが、いい目の動きをしていました。
違和感がありつつシリアスな山田孝之もいい、典型的な事なかれ主義の松重豊がイヤな味を出していて、吉岡里帆はかわいいです。
一人だけ浮いてるのがいるなと思っていたら、どうやらアイドルのようです。

いい人でも

気になるところが無かったわけではありません。
18歳で逮捕、収監された主人公はどこでああいった変装テクを学んだのか、事件から3年目の逃亡でその時点で死刑判決が出ているなんてのも早すぎますし誤認逮捕の可能性を警察が示唆したにしても再審までがこれまた早すぎる、原作はどうなんだろう、気になります。
尺の都合もあったのでしょうが、最後にバタバタは無理に描かずに再審のシーンでエンドロールが含みを持たせてよかったようにも思います。
いくら「いい人」であっても殺人犯の死刑囚、ああいった怖がらずの対応は自分にはできません。

2024年12月14日 鑑賞  ★★★★☆(4点)

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