いらっしゃい、サモンズ

新助っ投の獲得です。
ブライアン・サモンズは29歳の左腕、今季に初メジャーで9試合を1勝1敗、防御率3.62でした。
存在としてはWikipediaに日本語のページが無い程度でしかなく、それでも自分的な感覚だとさあこれからと球団も本人も来季に期すところがこれぐらいであれば掃いて捨てるほどいるのか、あっさりとリリースされての来日が意外ではあって、お買い得だと思いたいものです。

数字はよさげ

ペルドモ、カスティーヨの例があるのでまだ何とも言えませんが現時点で先発候補とは吉井監督、カイケルなのかメルセデスなのか、その代わりでしょう。
193センチの高身長で左腕となるとヒルマン、セラフィニの再来であってもらいたく、縁起でもないですが他球団にかっさらわれる心配をするほどにです。
メジャーでの成績は分母が小さいですが27回1/3を16被安打18奪三振10与四死球でそこまでコントロールの心配をすることも無さそうで奪三振力があって、ただ6被弾がかなり異様、3Aでも102回で14被弾と球質が軽いのかもしれずホームランが出やすいZOZOマリンだと被弾王になるかもしれません。
このあたりはベースボールと野球の違いもあり蓋を開けてみないと何とも言えず、まずは早めの来日を願いましょう。

あと一人?

これで支配下選手登録は67人、残り枠が3となりました。
佐々木のポスティング申請に際して「外国人は間違いなく2人は取ろうと」とは松本球団本部長、流れとして当然にそれは先発を二人だろうと誰もが受け止めてカイケル、メルセデスを契約保留選手名簿に載せなかったことでなおさらに、となるとあと一人です。
ただ「先発とは言ってないよ~」とゲレーロ、サモンズで以上終了となる可能性がゼロでは無いロッテな展開が待っているかもしれません。
もし助っ投が3人であればコルデロやフェルナンデスの醜態を考えれば海のものとも山のものともつかぬ新助っ投よりはある程度の計算ができるメルセデスが残ってくれるのが理想ですが、カイケルとは違って背番号はまだ空いたままですし、どうあれ布陣は年内に固めてもらいたくあります。

ウ・ワサーワ

新たなもう一人がウ・ワサーワで投げられさえすれば、肘に不安があるらしくそこが懸念されて、でも地元出身でもあり盛り上がるでしょう。
しかしソフトバンクが4年10億なんてオファーを既に出していたとのこと、石川柊より高い、はい、ロッテはありえません。
ここにきて岩本が擁護のコメントをするなど地ならしは着々と進んでいるっぽく、近いうちに獲得の発表となりそうです。
ロッテが獲るにしてもモラル的な負い目があってどうかとも思っていて、そして有原に続いてまたソフトバンクだと別の意味で世間が盛り上がること必至です。
ポスティングを認めないソフトバンクがポスティングで利を得る、皮肉すぎて笑えません。

制度改定

ルール的な問題はありません。
ポスティングは保有権の売却ですから旧球団には何の権利も残っておらず、例えば来オフに佐々木が巨人入りしても一言の文句も言えない制度です。
しかし有原式FAと揶揄されるように球団の好意を裏切ったと受け止められても仕方なく、そして上沢はマイナー契約は止めておけと新庄監督のアドバイスを無下にして100万円にも満たない譲渡金でのポスティングとなれば有原より非難が集中しそう、帰国後に日本ハムの施設で練習しているとの話もあります。
これは制度改定する必要がある、この続けての有原式FAがそのきっかけとなりNPBが動いてくれよと願わずにはいられません。
例えば譲渡金はあくまで海外FA権取得までの年数買い取りの代償であって、メジャー登録の日数をNPBのそれに置き換えて帰国時点で海外FA権取得の条件に足りていなければ旧球団に保有権が生ずる、1年早く取得できる国内FA権を満たしていればその時点で行使の権利を有する、といった感じです。
その際の年俸ランクをどうするかが難しいですが、該当選手については旧球団での最終年俸をそれに比するのが妥当なところでしょう。
これはNPBだけでなく選手会も真剣に考えて動かないと、球団がポスティングの抜け道を嫌って認めてもらえなくなってもそれは身から出た錆です。

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