KYの仕掛けは完了

そういうことにしておこう。
西武で稼いだ貯金を日本ハムにほぼ貢いで新庄監督の名を成さしめる一番の立役者、最後の最後も清宮にホームランを献上しての完封負けという体たらくです。
これできっと北広島で軽く連勝して福岡に乗り込めるとほとんどの日本ハムファンが確信したでしょう、口では何と言っても内心ではベンチ、選手たちにも油断の芽がむっくりと頭をもたげて対決まであと10日弱でにょきにょきと育って大きな花を咲かせる、その実をさくっと刈り取るKYの準備が整いました。

寺地デビュー

俺たちの寺地が一軍デビューを果たしました。
いきなり初球をレフトオーバーのツーベースはもう少し伸びればプロ初打席初球本塁打だったのに惜しい、もし飛び込んでいれば高卒ルーキーとしては来田に続く史上二人目でそれが先頭打者アーチとなれば史上初だったのに、それでも最高のデビューでしょう。
二打席目以降はバッティングをさせてもらえず手応えと課題と、その両方を一軍の場で経験できたのは大きな財産です。
空けた2枠はCSで使える戦力の見極めに使うかと思っていただけに若手抜擢は意外、しかし抜擢で終わらずに代打要員としてのメンバー入りも充分にありです。

大谷デビュー

寺地は妥当でしたが大谷は意外、こちらも一軍デビューです。
二軍での成績を考えればありえない昇格は2巡目が理由で、期待して上位で獲ったのだからその結果を確かめる意味合いがあったのでしょう。
自慢のストレートは最速155キロで1安打3奪三振は寺地と同じく上々にも思えますが正直なところ鎌ケ谷で見た大谷とさして変わらず、大谷の悪いところは制球が乱れ始めるとキョドってどうにもならなくなる、全体的にボールが高い、その真価を問うには場数が足りなさすぎます。
逆に言えば乗ってしまえばグイグイと力強いピッチングができる球威があって、つまりは気の持ちよう、意義ある初マウンドだったとも言えます。

カイケル離脱?

先発のカイケルは2回3安打1失点で負け投手、それよりもベースカバーにダッシュしたときに痛めた左足が心配です。
次のイニングを投げてしかし二回での交代は大事をとったのでしょうが箇所が箇所だけに、まだ時間がありますが北広島には帯同しないかもしれません。
そのしわ寄せか今季初登板以来の2イニングを投げた国吉、復活登板の澤田、そして澤村、小野もまずまず無難に、菊地は悔しさを糧にしてください。

情けない

両助っ人を外したこちらが言い訳てんこもり打線はアカデミーを発揮して達にプロ初勝利を献上、しかし言い訳は許しません。
鎌ケ谷で点を取った二軍打線を見ているだけになおさらに、飛車角落ちにしたって5回3安打零封はねーだろ、達が崩れるのは四球からでそれが無四球はいくらデータ不足でも情けない、それこそ寺地ではありませんがCSでブルペン入りさせてみようかと思わせてしまうほどでした。
3イニング連続の先頭打者出塁でもバントをしなかったのは消化試合ならでは、まあ通常モードではあるのですが、それにしたって不甲斐ないの一語に尽きます。
これで伊藤、加藤貴を打てるのか、あ、吉井監督の挨拶は競馬に例えてしゃれを効かせたつもりでしょうが面白くなかったです。

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◆10月3日(木) 千葉ロッテ−日本ハム25回戦(日本ハム18勝6敗1分、18時、ZOZOマリン、29,588人)
▽勝 達 1試合1勝
▽S 田中正 52試合4勝4敗20S
▽敗 カイケル 8試合2勝4敗
▽本塁打 清宮14号(菊地)

▽バッテリー
千葉ロッテ カイケル、国吉、澤村、大谷、澤田、小野、菊地—田村、佐藤
日本ハム 達、齋藤、杉浦、山本拓、河野、田中正—伏見、田宮

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