吉井監督の続投がほぼ濃厚のようです。
高坂球団社長なりが明言したわけではありませんが各紙が一斉に報じて、タイミングも同じとなれば大本営からの公式リークがあったのでしょう。
現実問題として続けてのAクラスで本人が身を引かない限り続投でない理由は無く、球団は二代続けての地元最終戦セレモニーでの突発的事態を警戒してのこれなのかもしれませんが、次期監督と目される福浦ヘッドにバトンタッチするには時期尚早ですし一般的には妥当な判断ではあります。
笑っちゃうのは「大胆に内野陣をシャッフルして競争をあおる」とか「戦力の底上げに導いた手腕」とか「相手投手との相性や選手の調子を見極めながら日替わり打線を組み、勝ちパターンの継投も固定しないなど柔軟な選手起用」とか、自分としては皮肉かよと思ってしまうような美辞麗句が並んでいることで、「1、2軍の枠を設けず、チームの一体感を高める」とした機関紙は来春に二軍キャンプが都城に移転する矛盾に気付いていないのか、まあその程度ってことです。
福浦&黒木
吉井監督が受諾すれば基本的なコーチングスタッフはそのままと思われ、金子参謀を引っ剥がすのが最善であってもそれをやると井口監督の二の舞になりそうで、あるとすれば新庄監督の劇的退団で稲葉新監督に呼び戻されるというパターンか、何やかんやで新庄体制は続きそうではかない夢ではあります。
動きあるとして金子参謀との棲み分けが曖昧なままに気が付けば打撃コーチの役割がメインに見えた福浦ヘッドは村田コーチとの二頭立ての馬車をこのままよりは監督としての修業を意識して二軍監督への転出が吉ではないかと、サブロー二軍監督はそもそもGM的な役割を欲していて球団に入るに否は無いでしょう。
日本ハム時代に続いてあっさりブルペンに追いやられた黒木コーチも球団入りがあるかもしれず、本人の意向次第ですがコーディネーターなどで手元に置いておきそう、万が一の監督候補として、コーチとはまた違った手腕が必要で意外な才能が花開くかも、福浦ヘッドのままであれば黒木二軍監督もありかもしれません。
今江
CSを逃した今江監督には二年契約ながらも名も無き球団幹部が不穏な発言で、12球団でダントツに安い4000万円の薄給にさらなる酷い仕打ちです。
松井裕が抜けて理由はともあれ安樂も抜けて、しかし目立った補強は無い中でやりくりしてまるで伊東監督を見るかのような、かつての札束で頬を張っていたときであればまだしも現状で引き受け手がそういるとも思えず何だかんだ続投になるのだとは思いますが、こういった報道に今江監督は面白くないでしょう。
そうなればロッテ復帰、サブローも楽天経由で戻ってきましたし、そんな声が高まりそうで以前は出て行った選手は二度と戻さない的な風潮がありましたが最近ではそうでもなく、藪田とか小林雅とか小林宏とか、このあたりは鈴木大にも通ずるため動向が注目されます。
ただ球団として福浦の後にすぐではないにしても中村奨への道筋を立てているでしょうから時計の針を戻すようなことをするかどうか、微妙だったりはします。
