そこまでバカでないと思いたい

自民党総裁選は27日の開票でおそらくは過半数を獲る候補がいなくて決選投票になると思われ、巷で有力候補とされるのは石破、高市、そして進次郎です。
いや、進次郎はありえない、でも常に次の総裁候補で上位に名前があって推している人は何を考えているのか何も考えていないのか、国会議員を15年もやって議員立法がゼロらしく、さらには環境大臣時代の「政治には非常に多くの問題があり、時には退屈です。気候変動のような大規模な問題に取り組むとき、それは楽しくなければならず、クールでなければなりません。それもセクシーでなければなりません」の意図を問われて「それをどういう意味かって説明すること自体がセクシーじゃないよね」があまりに有名、温室効果ガス排出を46%削減する目標についても46%について「くっきりとした姿が浮かんできたわけではない。おぼろげながら浮かんできた」と数ある迷言の中でもピカイチではないかと、進次郎総理になったら「おぼろげながら」の数字で消費税が増税されるかもしれません。
出馬会見では歯切れのいいパフォーマンスで「古い自民党と決別する」と父親を想定させるなど高評価だったようですが、解雇規制緩和でミソをつけてその後の討論会では馬脚を現して中身の無さを露呈して、さすがにそれで党員票では石破、高市に大きく差を付けられているとの報道がありそれでも決選投票に進むのではないかとされるのは議員票で有利に立っているから、しかしそれもここにきてちょっと怪しくなってきました。
それもあってか「人事は実力主義で、いかなるグループの推薦も受け付けない」と見得を切りながら引き続きキングメーカーを狙う麻生に支援を要請して自ら枷をかけるというなり振り構わず、大まかに党員票が国民目線に近くて議員票はネームバリューがあって軽い神輿という自らの選挙対策命と言ったところか、しかし神輿になりそうもない情勢にどれが勝ち馬か彷徨う議員も出てくるでしょう、蓋を開けたら思わぬ結果になるかもしれません。

太郎涙目

一方で前回は一回目ではトップに立ち決選投票でも岸田に肉薄した太郎が、今回はすっかりと泡沫候補に成り下がりました。
反主流派だったときは歯に衣着せない発言で改革派のイメージがありましたが主流派に取り込まれて以降は傲慢さが鼻について、マイナ保険証のゴリ押しがそうですしブロック太郎と揶揄されるように反対意見に耳を傾けない姿勢もそう、どこか安倍が都議選で「こんな人たちに負けるわけにはいかない」の一言もあって大敗したのに似ていて、独裁者の気配に潮が引くように周りから人がいなくなったのでしょう。
一部にはこれで政治生命が絶たれたも同然とされて、そのうちに「最後は金目でしょ」を境に凋落した石原伸晃みたいになってしまうかもしれません。

投票しよう

自民党総裁になったらもちろんですが落選しても広告塔として選挙の顔とされるであろう進次郎、これが父親と同じくブームとなるか、あのときは年配の女性がまるでアイドルを見るかのようなそんな感じもありましたが、この状況でさすがに日本人がそこまでバカでないと思いたいです。
野党に政権担当能力があるとは思いませんがだからと言って自民公明の絶対多数が何をもたらしたか、重要なことを閣議決定で決めた国会軽視もありましたし二大政党制とまでは言わずも牽制勢力は必要で、まずは選挙に行きましょう、そして与党であれ野党であれ人を見て投票しましょう。
引退に際して「息子に譲りたい」と当たり前のように言わせてしまったのは我々国民であって、生活を苦しく感じる理由の一つは自業自得です。

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