悪夢を再び始めよう

もちろん西武にとっての悪夢、です。
強めではありましたがZOZOマリンでは普通の強風に名手源田が落球して先制点を献上するきっかけとなって汚名返上のチャンスでも凡退して、一方でなぜそこにいる安田、バウンドしてないよね佐藤のミスは直後にバットで取り返して試合の主導権をガッチリと握りました。
これでカード20勝まであと2つ、滅多にあることではないのでここまできたら達成するしかありません。
楽天は則本がまさかの逆転サヨナラ打を浴びて、おまけで日本ハムも田中正でサヨナラ負けを喫してソフトバンクは明日にも優勝が決まります。
ここはさくっと決めてもらいましょう、それで明日も獅子を狩れば大きく前進となって明後日の直接対決でトドメを刺してそろそろ落ち着きたいです。

キャリアハイ11勝

小島が自らの球団記録を更新する対西武10連勝、そして自己最多の11勝です。
正直なところピッチングとしてそれに相応しかったかと問われれば微妙ではあって、また初回に失点かよと恐怖した二死満塁を凌いだかと思えば2点をもらって立ち直るかと期待した二回も得点圏に走者を背負って、さらなる援護点でさすがに波に乗るだろうとそれも裏切られてリーグ最多に並ぶ15発目を叩き込まれました。
試合後のコメントで風で思うように制御できなかったとは地元だけに言い訳にもならず、今日はストレートに力があって高めで空振りが奪えたり詰まらせたりとそれが無かったらまた炎上していたかも、それでも何やかんやで三者凡退が2度しか無くも7回6安打1失点のHQSはエースの意地でしょう。
この点差で100球近くからの七回続投が意外でしたがこの週末を終えれば歯抜け日程になることで間隔を空けるのかもしれず、おそらくレギュラーシーズンでの登板はあと一回、貯金を作るためにも見栄えのよさげな12勝で次が7回零封ならそれがリーグのブービーメーカーでも｢防御率3点台半ば」と胸を張れます。
澤村はこういった展開ならノープロブレム、小野もゾーンさえ間違えなければ来季はリリーフ陣の大きな力になれそうです。
心配なのは今日もベンチ外の鈴木でここまでくると疲労だとかのレベルじゃない、この週末に投げられなければ緊急事態ですし明日にも抹消かもしれません。

どういうことよ！

珍しく打線が繋がりました。
源田の落球に岡がきっちりセカンドまで進んで藤岡が繋いで、そして角中が今月初ヒットとなる2点タイムリースリーベースです。
毎年のようにシーズン序盤に盗塁を重ねるなど、なぜか交流戦あたりでパタッと止まりましたが、そこそこ脚力のある角中も寄る年波は勝てずしかし某ゲームでの走力Dが気に入らないらしく石川慎、ポランコがCなのも併せて、まあお立ち台ではいつものことですがマイクを持つ腕を震わせながら不満を表明していました。
うん、その反骨心で最後の最後まで頑張ってくれ、サブローを抜いて通算安打が球団歴代10位となるあと3安打と3割死守が今季の最低ノルマです。
序盤に繋がりはしましたがあともうひと押しができなかったのも現実で、初回は2点を取ってさらに無死三塁で外野フライも打てず三回にも2点を取った後の一死二三塁が点にならず、五回の無死二塁、七回の無死三塁も逃して、あと一本の出なさぶりを垣間見せました。
まあ贅沢ですな、ソトに2点タイムリーで7点差ならワンチャンはポランコに負けじと1試合3発でどうだ、狙いにいくのはありです。
安田はつまらないプレーもありましたが前に守ってのライナーへの反応などサードの守りはやっぱピカイチ、でも明日は左腕でベンチスタートが濃厚です。
余談ですがヤンは奪三振のときに派手なパフォーマンスをやるなら与四球ではハラキリポーズでもやればいいのに、自滅、ご馳走様でした。

ラスト登板？

その明日は佐々木vs今井かと思いきや羽田、今江監督が憤慨しているかもしれません。
もっとも前回に土を付けたとは言っても抑えられもした羽田を打てるかどうかは「左手で投げれば」打線だけに蓋を開けてみなければ分からず、角中も安田ももしかしたらポランコも外れる可能性があって、そうなれば佐々木がとにかく抑えなければどうにもならなくなりそうです。
もうオフ企画向けの写真はたっぷりで雨予報もありカメラを持っていきませんでしたが明日も空模様がちょっと怪しくも佐々木の渡米前、地元最終登板になるかもしれず、ピンストライプでないのが残念ですが万が一の雨具を持参して持っていくか、最後の一枚が苦しい表情でないことを願いたいものです。

明日への活力に！

◆9月21日（土）　千葉ロッテ−西武22回戦（ロッテ18勝4敗、18時、ZOZOマリン、27,887人）
▽勝　小島　24試合11勝10敗
▽敗　松本　34試合1勝9敗
▽本塁打　佐藤4号（松本）、野村大4号（小島）

▽バッテリー
千葉ロッテ　小島、澤村、小野—佐藤
西武　松本、ヤン、中村祐、田村、ボー、水上—柘植、炭谷