竹槍と大砲と

せめて小島の負けは消してあげたかったです。
小島は9回116球で完投して許したヒットは僅かに2本、しかしその2本がいずれもソロアーチでした。
一方でこちらはそれを上回る7安打を放ちながらもいずれもシングルヒットで得点圏に走者を進めるもあと一本が出ない、最後の最後に内野ゴロで1点を取るのが精一杯で何だかんだ打つようになったかと思えばしかし一線級が相手となると沈黙してしまうのはそれが摂理であれ寂しすぎます。
ソフトバンクをターゲットにしていたはずがいつの間にやらCS圏外に4ゲーム差となってまた上より下を気にしなければならない状況をあと2試合でひっくり返せるのか、小島がそうだったように種市が抑えてもバーヘイゲンを打たなければ話は始まらず、鎌ケ谷では打った、幕張ではどうだ、興味津々です。

無念

小島は七回までノーノーでもしやと期待したのが悪かったのか、八回の先頭に放り込まれてしまいました。
これが万波やレイエスあたりであればまだ諦めもつきますが石井ってのが残念すぎて、パーフェクトならまだ分かりますが既に2四球だったところで四球を嫌がったような、先頭打者なので当然と言えば当然ですが、魅入られたようにど真ん中にストレートです。
結果的には痛恨となった郡司の一発もやはりこれもストレートを投げミスでしょう、しかしHQSの小島は責められません。
ピッチングとしてはそこまでよいとは感じませんでしたが相手の早打ちにも助けられて、詰まったようなフライが多かったことからして見た目より球威、キレがあったのか、両チームとも打者が天を仰ぐような素振りを見せた広めのゾーンも上手く使えたように思います。

硬硬

打撃陣は加藤貴に7安打を浴びせながらも捉えきれず、自滅の田中正も仕留め損ないました。
対左腕にいつものメンツはほんのちょっとだけ右よりも左に打たれている加藤貴にその左を打てていない石川慎のみが先日と同じく考えどころではあったものの、ここで使わないと石川慎の意味がありませんし、加藤貴に6打数1安打ながらもその1安打がホームランでオーダーとしてさほど問題があったとは考えません。
すっかり打てなくなった友杉も右に左にと守りで貢献して、調子がいいと上げたわけで山口のスタメンも妥当でしょう。
初回にやや詰まったような佐藤のライト前で藤岡が三塁に進塁できなかったのはスタートが遅れたのか万波の肩を怖れたのか、あそこで進塁できていればソトの打席もまた違った形になったかもしれず、六回は二死から連打も中村奨が打ち取られて、そして七回の攻撃です。
やっと先頭打者が出塁しての山口は二打席ともまずまず芯を食っていたことでそのまま打たせたのはよし、しかしもしダメだったら友杉に送らせて岡、もしくは代打角中かと思っていましたが吉井監督、金子参謀の判断はエンドランで敢えなく三振ゲッツーとなってしまいました。
このあたりは結果論でエンドランが決まっていたかもしれず何とも言えませんが、硬軟ではなく硬硬が裏目に出た形です。
九回のポランコの打球はシフトでなければ抜けはせずとも内野安打にならなかったかな、はい、これもたらればです。

余談

今日の解説は初芝でした。
サード後方へのファールフライにショートが追って取れなかったプレーで「あれはサードでしょ、近いんだから」とまあ真っ当な指摘をしていましたが、それだけじゃ面白くない、「でも僕は追いませんでしたけどね、小坂にお任せですから」を付け加えれば満点だったでしょう。
それとスタジアムMCもその傾向がありますがあれはエムスプラッシュなのか、どうしてああいった巻き舌みたいな英語を喋るんだろう、自分的にはすっごく耳障りでイヤ、何年間か怪しくない夜のアルバイトをしていたときに多くのアメリカ人のお客さんを相手にしましたがああいった喋りをしている人はいませんでした。

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◆7月19日(金) 千葉ロッテ−日本ハム16回戦(日本ハム10勝5敗1分、18時、ZOZOマリン、27,750人)
▽勝 加藤貴 16試合4勝6敗
▽S 田中正 36試合2勝2敗15S
▽敗 小島 16試合7勝7敗
▽本塁打 石井3号(小島)、郡司8号(小島)

▽バッテリー
千葉ロッテ 小島—佐藤
日本ハム 加藤貴、河野、田中正—田宮

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