吉井監督はそう考えていないかもしれませんが、ギャンブルとしか思えない今日の試合でした。
上原は対右よりも対左の被打率が高くて岡、ソトを外してポランコ、安田ってのは分からないでもないですがそれでいて三番荻野ですし、ファーストは佐藤でもよかったような、とりあえず呼んじゃったから使わないと、コルデロも、それが理由だったら笑います。
そう、まさか2点リードでしかない八回にコルデロを突っ込むとは西野が頭を抱えたのではないかと、締めの澤村もそう、鈴木と益田を連投させないのが吉井流だとしても澤村は連投でつじつまが合いませんし、しかし安田がタイムリーを放ってコルデロ、澤村が抑えて、ひれ伏すしかありません。
少しずつでもね
とは言え、これでコルデロが八回なんてことにはきっとならないでしょう。
守護神以外は展開とかに関係なく起用してきたのがこれまででその典型が八木、廣畑で、コルデロも次はビハインドでの登板かもしれません。
そんなコルデロはいきなりヒットを打たれてワイルドピッチをやらかして、どうなることかと思いましたが後続を断ちました。
150キロ台が出ましたし春先に比べればまとまっていてしかし投げたいところに投げていたようには見えず、オスナはおろかペルドモにも遠いです。
それでも石垣島よりは体は絞れてるかな、球速が上がっているということは状態も上がっているのでしょうし、少しずつでも前に進んでもらいたいです。
勝ち頭
西野はそれほどよかったようにも思えませんでしたが7回4安打1失点のHQS、チーム勝ち頭の6勝目です。
いきなり初回に先制を許しましたが以降はゲッツーで凌いだり、早打ちにも助けられたかな、7回84球は上々でしょう。
中8日でしたし2イニング続けての三者凡退で八回も投げるかと思いましたが次に余力を残すためか、それで悲劇にならずによかったです。
これで通算成績は35勝34敗で貯金ができて、どんどん積み上げていきましょう。
友杉は我慢
打撃陣は11安打で3得点、ふん詰まりでした。
初回は無死一塁で例によって送らずに絶好の小川だったのに、そして高部が誘い出されて3安打で無得点です。
三回にはゲッツーでチャンスを潰して通常モードかよと、しかし五回に繋がります。
小川の抜擢は守りを意識したものか閃きか、下位ではなく上位に起用してそれで逆転タイムリーとなればこれも賭けに勝ったといったところでしょう。
中村奨に送らせての安田のタイムリーは五番のバントがもやもやしてもこれもドンピシャ、吉井監督の勘が冴えまくりです。
気掛かりは友杉でこれまで上体を倒すようにしてボールを拾っていたものが当てにいくようなスイングになって疲れなのか、しょうもないエラーをしたかと思えば今日は同点を防ぐホーム送球は最初のジャッジがセーフだったらリプレイ検証でひっくり返らなかったであろう微妙なタイミングを制しました。
どうあれ友杉は我慢しそう、それはそれでよし、友杉まで定着できなければ内野シャッフルは全敗です。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | |
千葉ロッテ | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 1 | 0 | 0 | 0 | 3 | 11 | 0 |
日本ハム | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 5 | 0 |
◆7月4日(木) 日本ハム−千葉ロッテ15回戦(日本ハム9勝5敗1分、18時、エスコンフィールド、23,593人)
▽勝 西野 12試合6勝5敗
▽S 澤村 22試合1敗1S
▽敗 上原 5試合4敗
▽バッテリー
千葉ロッテ 西野、コルデロ、澤村—田村
日本ハム 上原、生田目、宮西、齋藤、山本拓—清水、田宮