鈴木、潰える

鈴木が開幕28試合目にして潰えました。
杉本に浴びた決勝の一発はラオウらしい豪快なものではなくやや泳ぎながらも捉えた打球がグングンと伸びて「パワー!」とか言っていそう、あれは打った杉本が上手かったかな、いつかは止まるにしても勝ちを消したわけではありませんが同年同月同日に生を受けた種市が先発をした試合でのそれが因縁めいています。
そんな劇的な幕切れでしたがミスがあったり攻め損ねたりと終始押し気味だったものを押し込めなかったのが最大の敗因でしょう、消化不良な黒星です。

種市悔し

種市は6回4安打3失点ながらも自責は1のQSでしたが悪夢の六回に持ち堪えられず、あれよあれよと引っくり返されてしまいました。
バロメータとしては3四死球とそこまで悪くもありませんでしたが本人は調子がいまひとつとの自覚があったようで、そんな中で無難にまとめてあと1点でも援護があればまた違ったかもしれず、どうもこういった展開が目立つ、つまりは不憫さがつきまとう今季です。
森の脚力とあの打球で焦る必要があったとも思えぬ藤岡のエラーがきつかった、種市も珍しくマジかよって表情を見せてそこからガタガタといっただけに勝敗を決めたプレーと言えなくもなく、とにかくミスが多くて記録に顕れているものだけでも46失策は最少のソフトバンクの1.8倍以上と足を引っ張ります。
一義的には選手の責ではあっても守備コーチも免れず、声掛けミスなど下らないものもあり練習の量だけではなく質も見直すべきでしょう。

いきなりガツン

痛恨のお手球はありましたが久々にベンチ入り、そしてスタメン出場の藤岡がいきなり放り込みました。
さらには3安打猛打賞でどこぞに異常を生じていたのでしょうがどこなのか何なのか、虚弱がちょこちょこの今季に明日も無事とは限りません。
いきなりと言うところでは岡が7試合連続二塁打の球団新記録はかつて一緒にプレーした金子、近藤の日本ハム勢と並ぶNPBタイ、しかもセンター前に落ちた打球がやや高く跳ねたのを見ての好走塁で勝っていれば金子参謀と絡めてのコメントがあったかもしれず、ともあれ好調さが分かる積極的なチャレンジでした。
ラッキーエイトに同点アーチを、しかもやられたくないペルドモから放ったソトは不得手な外が少しでも甘くなるとそれを引っ張らずに飛距離が出るのが素晴らしい、数字を持ち合わせていませんがおそらく半分以上は逆方向ではないかと、ほぼプルヒッターのポランコとは対照的です。
ブレーキとなってしまったのが荻野で今月は2割ちょいと不振ながらもトータルで左腕に3割とデータ的に抜擢は正解も七回、九回と得点圏に走者を置いた場面でいずれも芯を食えず、九回はいけると思ったんだけどなぁ、結果的には吉田に移籍後初勝利をプレゼントしてしまいました。

明日は頑張れ

ここのところ初回に先制するケースが多いものの追加点を取れずに主導権を握りきれない展開となって、しかしそれよりはエラーだったり何だったりと吉井監督が嘆いたのは佐藤の走塁死か中村奨のバントゲッツーか、このあたりが相手だとコメントに名前が出てきません。
佐藤のはなぁ、打球を見ていたのでゴロゴーの指示は出ていなかったと思われしかしスローイングとともに走り出したのは本人の判断か和田の脚力があればセーフだったかもしれませんが引っくり返された直後だっただけに残念すぎる、痛すぎる、中村奨は珍しく反応した守りに長打もあってしかしこれでは乗り切れぬ、何だかんだ交流戦前まではそうでもなかったですが気が付けばリーグ2位の準併殺王です。
あと何かを忘れているような気がしてでも思い出せないため思い出せたらまた、明日は石川歩、何となく田村と組みそうでファースト佐藤にDHソトでポランコがレフトなのか角中なのか藤原はどうすると布陣がどうあれ、その復帰戦を飾れるよう頑張ってください。

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千葉ロッテ 2 0 0 0 0 0 0 1 0 0 3 9 1

◆6月29日(土) 千葉ロッテ−オリックス9回戦(ロッテ6勝2敗1分、18時、ZOZOマリン、29,412人)
▽勝 吉田 25試合1勝
▽S マチャド 29試合2勝2敗11S
▽敗 鈴木 28試合1勝1敗3S
▽本塁打 藤岡4号(田嶋)、ソト8号(ペルドモ)、杉本2号(鈴木)

▽バッテリー
千葉ロッテ 種市、横山、坂本、益田、鈴木—佐藤、田村
オリックス 田嶋、本田、古田島、ペルドモ、鈴木、山田、吉田、マチャド—若月

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