ワーカーホリックで11連勝

19年ぶりの連勝記録を11に伸ばしました。
4試合連続の延長戦はプロ野球タイ記録でこんな働き過ぎの記録は嬉しくも無いでしょうが、いずれも追い付いてのそれは史上初とのことでラッキーエイトならぬラッキーナイン、驚異の粘り腰、投手も野手も疲労困憊でしょうが勝っているだけに心地よい疲れでもあるでしょう。
申し訳ないながらも美馬、田中晴と阪神とすればボーナスステージのはずが連敗で岡田監督は連日のコメント拒否、阪神にはYFKがやられた大逆転負けなど相性の悪いイメージがあってイヤな相手でしたがきっちりと勝ち越して交流戦で唯一の負け無しです。
ただ逆に交流戦で1つも勝てていないのが阪神、ヤクルトでロッテと当たったからそうなのか弱っている両チームだからロッテが勝てたのか、阪神は日本ハム、ヤクルトは楽天との内容を見れば後者の可能性もあってそれならば明日も隙を見せずに勝っておきたく、夕方に雨足が強くなる予報は九回で仕留めてください。

田中晴は満点デビュー

中森の登板回避による棚ぼたかもしれない田中晴のプロ初登板初先発は、5回2安打6奪三振零封と見事なデビューでした。
思ったよりも緊張せずに楽しめた、と大物ぶりを見せて、勝ち投手の権利を得ての降板も直後に追い付かれて白星こそ逃しましたが田中晴が抑えたことでの勝ち試合でもあって、期待はしていましたがまさかここまでとは、ポスト朗希の有力候補としてロッテファンに強くアピールです。
ピッチングとしては140キロ台半ばから後半のストレートはそれで押すわけではなく決め球はほぼ変化球だったような、そこは思っていたのと違いましたがストレートの走りがあってこその落ちるボールですし、試合をまとめる能力の高さでもあります。
そうなると次が楽しみですが吉井監督は絶賛するも次回は別の機会を示唆しておそらく明日に抹消されると思われ、間隔を空けて二軍戦で投げた後であればリーグ戦が再開した後になるのか、このままトントン拍子とはいかないにしても今季に多くの経験を積ませたくワクワクが止まりません。
その田中晴を救った佐藤が渡邉を刺したプレーはその前の空振りのときの渡邉の動きで狙っていたのでしょう、見事にはまりました。

ピンチを切り抜ける

二番手の中村稔は二死まで簡単に取りながらもよりによって前川にぶつけての失点がもったいない、それでも以降はパーフェクトに抑えて3イニングのロングリリーフがこの試合を作ったと言っても過言ではないでしょう、ピンポイントのミスもトータルでは役割をこなしてくれました。
勝ち越し点を献上した益田はまあ何回かに一度はあると覚悟していたにしてもよりによってこの連勝中かよ、いきなり先頭に死球は脱力です。
これは坂本、澤田も同じでいずれも先頭打者の出塁を許して、しかしゲッツーで切り抜けて、阪神打線の決定力不足にも助けられました。
長打があって痛い場面でやられかねないサトテルがいないってのが実は大きかったりもして、大山も不振で助っ人も不在で怖いのは近本ぐらいです。
そうなるとこちらが強いよりはあちらが弱い説が濃厚ともなりますが、水に落ちた虎は打て、弱っている相手にかける情けはありません。

取り返した!

耳障りなあと一人、あと一球コールを悲鳴に変えた友杉の同点タイムリーは、先制してなお満塁のチャンスで凡退した取り返しです。
その後に代打で起用された愛斗はクソボールに手を出して空振り三振に倒れましたが、次の打席に見事なサヨナラヒットでこれまた取り返しです。
図らずも吉井監督のコメントで攻撃面でイニシアチブを握っているのが金子参謀っぽいのが分かったのは置いておくとして、角中が今日もベンチを外れて左は残っておらず守りを考えれば愛斗のままは正解でしょう、そしてその判断に応えてくれました。
開幕前からずっとバットが湿っていてここにきてようやく上向いてきたところでのお立ち台をきっかけにして欲しい、もっとやれるはずです。
サード問題はスタメンの安田が先制タイムリーを放って左腕には代打中村奨のマルチが同点劇、逆転劇のきっかけとなって、これが理想、中村奨をゴリ押ししなければ当たり前の競い合いで程よい緊張感の中でお互いに高め合っていく絵が描けるでしょう。
中村奨はダメなときのスイングは相変わらずですが少しずつ打球の方向がらしくなってきて現金なものでファールフライをもぎ取るなど守りで足が動くようにもなって、ここでまた甘やかせないよう明日もベンチスタートでよい、桐敷や岩崎らを仕留めてくれるだけで充分な貢献となります。

にほんブログ村 野球ブログ 千葉ロッテマリーンズへ
明日への活力に!

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11
阪神 0 0 0 0 0 1 0 0 1 0 0 2 5 0
千葉ロッテ 0 0 0 1 0 0 0 0 1 0 1X 3 7 0

◆6月1日(土) 千葉ロッテ−阪神2回戦(ロッテ2勝、14時、ZOZOマリン、29,534人)
▽勝 澤田 18試合2勝
▽敗 西純 1試合1敗

▽バッテリー
千葉ロッテ 田中晴、中村稔、益田、坂本、澤田—佐藤
阪神 ビーズリー、石井、桐敷、岩崎、西純—梅野

© 2007 オリオン村