宮城を回避してのコットンが初回を抑えてその裏に佐々木朗から先制、中嶋監督はきっとほくそ笑んでいたことでしょう。
しかし直後にあっさり引っくり返してその笑みを凍り付かせて、中盤以降にもたもたしてやや固めでありましたが思う壺を叩き割りました。
逆に明日はカスティーヨvs宮城と勝てばこちらの思う壺、本来は西野の予定が右肩痛での離脱に「軽症であることを祈っています」とは吉井監督でつまりは軽症では無さそうな、さらには打たれての抹消にしてはあっさり過ぎると気になっていた岩下も実は背中の違和感でしばらくは投げられないってどういうことよ、あれだけ気を使って起用してもらいながらも野手も投手もひ弱すぎだろ、さらには今日の浦和でスタメンマスクが大下と何が何だかさっぱり分かりません。
伊良部を超えろ
佐々木朗は7回3安打1失点で7勝目です。
今季最多の14奪三振はシーズン8度目の二桁奪三振で球団史上2人目3度目、これまではいずれも伊良部が1994年に11度と1995年に12度でこのペースであれば更新できそうな、そこに村田の名前が無いのが意外ですが昔は投球回が半端なかったことでトータルでは多くても試合ではそこまではなかったのでしょう。
ピッチングとしては自分的にはハードルを上げすぎたせいかそれほどとは思っていなかったのですが本人は納得していて、自己最速タイの165キロは出ましたが前回と同じく変化球が多めで決め球としてはフォークでしたがスライダーもかなりあって今日の吉井監督はそこに触れていませんが組み立てを変えつつあるのか、ストレートばかりで打たれた昨年の轍を踏まずと抑えにかかるらしいオールスターでどうするかが注目です。
三振が多いと球数が増えてしまい下手をしたら六回で終わりかとも思いましたがぎりぎり七回で104球、120球を超えないためには妥当な交代と考えます。
変化球が多かったことでストレートの平均は160キロを超えていたのではないかと、脱水症対策かベンチでは氷嚢を頭に乗っけて責任イニングを投げ切りました。
ファールフライにヒヤヒヤ
八回に横山は佐々木朗を継いだのは初めてかもしれず、しかしイニングを投げきれませんでした。
このあたりの安定性がまだまだで気負っていたところがあったにしても悪いなりに始末を付けられるようになるのが当面の目標か、本人も分かっているはずです。
代わったペルドモがコースヒットを打たれるも後続を断って最後は益田がさくっと締める、かと思いきやファールフライが天井に当たって佐藤都が捕れず再びのファールフライを和田が行きすぎて捕れずそしてツーベースを浴びて一発を食らえば同点、をまたしてもファールフライを佐藤都が捕って事なきを得ました。
打順はめちゃくちゃ
コットンが左打者を不得手にしているならまだしもむしろ抑えているのに二番ポランコ、三番安田、どういう意図かを誰か教えてください。
さらには四番キャプテンで無死一二塁にバントってどうよ、挙げ句失敗は恥の上塗りです。
打順に意味を持たせる派の自分としては腹立たしく、逆に言えばそうでもしないとどうにもならないほどの窮状なのかもしれませんがそのためのあの手この手より143通りを狙ってんじゃね?なんて思ったりもして、せめて四番は山口にして欲しかった、これではいつまで経っても本当の四番は生まれません。
お立ち台は佐々木朗でしたが角中も捨てがたい、4年ぶりの4号逆転アーチがあってこその勝利です。
前進守備があったにしても5点目のタイムリーも大きく、分母が小さいながらも長打率は4割を超えて山口、ポランコを上回っています。
あのまま打ちまくると明日が心配でしたがきっちりと中盤以降は黙りでしたからきっと大丈夫でしょう、それぐらいにしょぼかった四回以降でした。
心配なのは井上で数字が上がらず焦っているのか振り回しすぎで体が伸び切ってボールに力を乗せられず、オフにひょっとしたらひょっとするかもしれません。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | |
千葉ロッテ | 0 | 2 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 5 | 11 | 1 |
オリックス | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 3 | 8 | 0 |
◆7月12日(水) オリックス−千葉ロッテ12回戦(オリックス6勝5敗1分、18時1分、京セラドーム大阪、25,531人)
▽勝 佐々木朗 12試合7勝2敗
▽S 益田 34試合2勝1敗22S
▽敗 コットン 7試合1勝1敗
▽本塁打 角中4号(コットン)
▽バッテリー
千葉ロッテ 佐々木朗、横山、ペルドモ、益田—佐藤都
オリックス コットン、ワゲスパック、小木田、小野、山田—若月、頓宮