観戦しなかった試合だけ勝てないという負けてはいませんが我ながら持っていない、しかしチームはしてやったりの勝利でした。
佐々木朗の離脱と西野に間隔を空けるための苦肉の策だったであろうブルペンデーは定義から言えばオープナーではありませんし細切れ度合いからしてショートスターターでもなく、文字どおりにブルペンを総動員して事なきを得ましたが益田が劇場主となったらどうするつもりだったんだろう、もう澤村しか残っていなくて延長戦に入れば大変なことになっていただけに益田ありがとう、ベンチはそんな思いだったでしょう。
こうなると初戦に勝っていればとなりますがそれよりも明日、せっかく先送りした西野で負けてしまえば意味がありません。
リリーフ陣は誰も彼もが連投となれば西野にはとにかく長いイニングを投げてもらわねば、もちろん手強い則本を相手に「とりあえず左」作戦を乗り越えて久々の右に打線がどう対処していくかもありますが西野には援護があると信じてそこまでとにかく辛抱でお願いします。
プランどおりに初志貫徹
連日の失点に坂本がちょっとあれな雰囲気になってきましたが、それ以外は皆よく頑張ってくれました。
プロ初先発の廣畑は2回1安打3奪三振で強風の影響があったのかもしれませんがストレートがうなって里崎に「プロに入って一番」とまで評される内容できれいなマウンドを楽しめたのではないかと、二番手の岩下も11球でさくっと完璧に抑えて次に繋ぎます。
東妻は内野安打にスリーボールとなってぞわぞわしましたが歩かせることなく三振ゲッツーに切って取り次のイニングも走者を背負うも逃げず狙いすぎず無難に凌いで、バトンを受け継いだ西村はこれまたパーペキなピッチングで開幕からの無失点記録を16試合に伸ばしました。
そして隠れた劇場主であるペルドモは例によって無死一二塁のピンチを作りますが投ゴロならぬ三ゴロゲッツーをプレゼントしてもらって反撃を許さず、今季初登板の小沼も四球はあれど零封して坂本も結果的に益田の記録達成のアシストを、受けて益田はパシフィック初のホーム100セーブを達成です。
内容からすれば廣畑にせよ岩下にせよもっと長く投げさせてもよかったとも思いますが初志貫徹、例えば岩下は三回からと言われていたとコメントしていましたのでプランどおりだったのでしょう、益田が不幸にも炎上したときの手当てが知りたかったりもしますがそこは聞かないのがお約束です。
ゴンザレスありがとう
打線はこれでもかと毎回に塁上を賑わしますがあと一本が出ないのはいつものとおり、背中を押してくれたのはゴンザレスでした。
安田のファールフライを落球してくれて、その後の内野安打は宜保がよく追い付きましたが藤岡が果敢にホームを狙って先制点をもぎ取ります。
これはゴンザレスにはどうにもならないものでしたが追加点の岡の打球はサードベースに当たるラッキータイムリーで中嶋監督が「今日もかよ!」と叫んだとか叫ばなかったとか、試合を決めた七回の3得点もこれまたフライを落とさなければ1点も入らなかっただけにZOZOマリンの強風にイラついているかもしれません。
前日ほどには機能しなかった四番茶谷、五番安田でしたがゴンザレスの落球はこの二人のものでまだまだツイてる、おまけに田村の打球も飛びつきながら弾いてしまって九回のタイムリーも焼け石に水、疑惑のGG宗だったらどうだったろう、そんなたらればを思ったりもします。
もうカメレオンを楽しんでいるようにすら感じられるスタメンは今日にマルチでようやく2割に乗った中村奨、ツイてる四番五番はそのままにポランコを外して新たな並びで仙台に臨むと思われ前日の結果が翌日に結びつかないバレンタイン流がどこまで続くのか、こちらも楽しませてもらいます。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | |
オリックス | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 7 | 1 |
千葉ロッテ | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 3 | 0 | X | 5 | 8 | 0 |
◆5月18日(木) 千葉ロッテ−オリックス8回戦(ロッテ4勝3敗1分、18時、ZOZOマリン、24,564人)
▽勝 岩下 6試合1勝
▽S 益田 18試合13S
▽敗 山崎福 5試合1勝2敗
▽バッテリー
千葉ロッテ 廣畑、岩下、東妻、西村、ペルドモ、小沼、坂本、益田—田村、佐藤都
オリックス 山崎福、比嘉、漆原、村西—石川