この時期があれこれ煩わされることなくシンプルに夢を見られる一番に楽しい時期なのかもしれません。
WBCからの出遅れが懸念されるも佐々木朗は初の規定投球回と二桁勝利でエースの座を手にして、小島も二桁勝利は佐々木朗との両輪で先発陣を引っ張ります。
石川、美馬のベテラン勢に長いイニングに課題を抱えるメルセデスは3人で2つの席を分け合い登録抹消を繰り返す黒木マジックを、そして小島と同い年の岩下、ドライブラインでの成果が聞こえてきませんがブルペンで意欲的に投げ込む種市、本前と河村の道産子コンビに最遅左腕の佐藤奨、忘れてくれるな二木、今度こその森、もう伸びしろしか無い中森、指折り数えれば両手でも足りずに2チーム分のローテーションが完成です。
リリーフ陣では小島、岩下とともに96年組の一角を担う小野が守護神にチャレンジを、もちろん益田や澤村も候補ですがここに小野が入り込めば「小野の人的補償が鈴木」と後に語られそう、人的補償の成功例としてまず一岡が挙げられますが小野だって負けていません。
唐川、佐々木千、国吉の躓き組も続けての無様はありえず、そして東條、西野、計算はできずも期待はしたい菊地と高野、さらには中村稔、横山、カスティーヨにペルドモの助っ人を並べればこれまた2チーム分の出来上がりで誰を浦和に残すかに脳内沸騰する吉井監督、黒木コーチには嬉しい悲鳴を上げることでしょう。
雪解けを
永久凍土打線には雪解けの号砲を、安田が12発、山口が9発、ダイナマイト山本が5発の柵越えです。
どこかホールに似ているポランコは野球では確かな実績を残したホールに負けない31発を叩き込めば助っ人野手は一人で充分、その穴を若手野手が埋めて山本に続けと西川、吉井監督が買っている藤原はツーベース量産で貢献を、荻野の二の舞になりそうですが長打を意識する高部も安田超えの13発でアピールしました。
注目のショート争いは茶谷を中心に友杉、小川のちびっ子コンビに一昨年の守備力さえ戻れば藤岡、まだ諦めない平沢と多士済々です。
投手陣を引っ張る頭脳は松川に田村が復権を期して、野手との二刀流になるであろう佐藤都に植田も虎視眈々とその座を狙っています。
キャプテンはもちろん3割をクリアして井上も山口に負けるものかと、機動力健在の荻野に和田も打席を増やして指を折ったら足を足しても足りません。
こりゃ軽くリーグ優勝だな、大金を積みまくっても勝てないソフトバンクの泣きべそが目に浮かぶ、そんな一ヶ月遅れの初夢でした。