2022年通信簿 00 池田来翔

00 池田来翔 内野手 23歳 年俸1200万円

【2022年成績】 11試合 22打数 1得点 2安打 打率.091 1二塁打 0三塁打 0本塁打 0打点 0盗塁 0四死球 6三振 得点圏打.000

ドラフト2巡目の右の内野手は同じ東都の牧に続けと大きな期待を寄せていたロッテファンは少なくなかったでしょうし、マリーンズジュニア出身では初のロッテ入りとなればなおさらに、しかし目立ったのは角度によっては顔の幅より広くも見えるF1レーサーになれるほどに逞しい首ぐらいでした。
このオフに中村奨の流出の可能性がなくも無かったことも即戦力セカンドを上位で指名した理由でしょうから、よってその中村奨の4年契約での残留と今季に爪痕を残せなかったことでいきなり2年目にしてどういったキャリアパスを描けばいいかを悩むことになりそうです。
大学の途中まではサードでプロでショートの可能性があれば同じ2巡目で友杉を獲ることは無かったでしょうし、春先に争ったサードは安田に覚醒の兆しが出てきただけにしんどい、本人は「奨吾さんに勝ちたい気持ちもある」とやや消極的ながらもセカンドを第一に考えているみたいです。

変化球にからっきし

出足は悪くありませんでした。
春季キャンプの初のフリー打撃で来翔がライトに二発を叩き込み、練習試合では2試合目に3安打猛打賞、次もマルチ、その次も3安打猛打賞と打ちまくってスタンドインもありふらふらしていた安田に取って代わるのではないかとの勢いは、しかし長くは続きません。
落ちるボールに対応できずに急ブレーキは終わってみれば63打数14安打.222ですから中盤以降は1割台がやっとで、開幕二軍は妥当な判断です。
それでもコロナ特例で地元開幕カードに昇格、即スタメンも3タコデビューで2試合目にプロ初ヒットを記録するも半月ちょっとで浦和に舞い戻り、その後は閉幕間際にお試しでスタメン起用も2試合7打席ノーヒットとベンチの期待に応えられませんでした。
その体つきでの先入観もあるのでしょうが全体的に動きが固くスイングも直線的で、変化球への対応に課題を露呈したルーキーイヤーです。

どこを守る

守りでは練習試合で3失策したりデビュー戦でもエラーがあり、まだまだといった感じです。
横への動きは見た目よりも俊敏でポジショニングがあるにしてもセカンドベース上を抜けていく打球に追い付いたり深いところからのスローイングに肩の強さを見せたりとダメダメというわけでもなさそう、上手い部類にまで至れるかはさておきまだ判断は保留といったところでしょう。
ただレギュラーを争うのであればまずバッティングですが控えとして経験を積むには守備の不安は減らしておきたい、そういう意味でも立ち位置がはっきりしないとベクトルも決めかねて中途半端にもなりそうな、まず練習試合でどこを守るかで方向性は見えてくるでしょうが試行錯誤の来季にもなりそうです。

【オリオン村査定】 1200万円 → 1200万円 (±0%)

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