2022年通信簿 54 ブランドン・レアード

54 ブランドン・レアード 内野手 35歳 年俸280万ドル

【2022年成績】 112試合 365打数 24得点 69安打 打率.189 9二塁打 0三塁打 15本塁打 48打点 0盗塁 25四死球 92三振 得点圏打率.213

大活躍だった昨季から一転して故障離脱したシーズンを除けばキャリアワースト、ホームランも打点も半減したレアードです。
それでもチームで二番目の15本塁打ではあるのですが来季に36歳となればしんどい、これがもう2歳も若ければ大幅ダウンでの残留の可能性はゼロではなかったでしょうが正式な発表は無いものの今季限りは決定的で、スシパフォーマンスでの人気の高さもこの現実には抗えません。
来季を乗り越えれば日本人選手扱いとなるアドバンテージがあっても他所から声がかかるとも思えず、ユニフォームを脱ぐことになるのは確実です。

余裕こいたら・・・

年齢的な衰えはもちろんあったのでしょうがそれよりも気持ち的な部分も大きかったような、年明けから嫌な予感はありました。
腰椎椎間板ヘルニア手術から復帰を期した昨年は春季キャンプに間に合うように来日しましたが今年は一次キャンプが終わってからのこのこと、どういった事情があったのかは承知していませんが前年の活躍に油断があったと言われても仕方がないでしょう。
マーティンもそうでしたしそれでいて結果を残せずとも「やってもらわないと」とレギュラー扱いで控えクラスの選手とは真逆の扱いは井口采配の悪いところを象徴していて、この助っ人に対する甘い対応と緩い起用が退陣の理由の一つになったのだと思います。
そんなレアードはすっかりとDHの人となったのは山口の台頭があったにせよ器用にこなしていたサードは足取りが覚束なくなってファーストに回されてしかし守っているだけ感が拭えなかったので必然ではあり、守りのリズムから打撃に繋げるタイプともされるレアードにはそれがマイナスに働いた可能性はあります。
日本ハムファンには守ってなんぼとも聞いていましたし、昨季はそれでもDHで3割近くを打ちましたがメインはファーストでした。
元々が多い空振りですがそれにしても4打席に1つの三振とボールに当たらなくなってそのせいか追いかけるようなスイングになって、選球眼なのか対応力なのか、捉えさえすれば打球は飛んでいきましたが当たり損ねが目立ってしまえば大砲として機能せずもうどうにもなりません。

来春に・・・

インフレが続くアメリカとなれば余裕の余生といくかは分かりませんがかなり日本で稼ぎましたので、今後にどういったキャリアパスでいくのかが気になります。
晩年が近い助っ人には野球に対する姿勢や目利きに意識を置いてのチェックでよさげなら帰国後に現地スカウトとして活躍してもらう、といったことをしてこなかったロッテですからレアードともこのまま単なるおさらばとなってしまうのか、それはそれで寂しいのはロッテファンの心情でしょう。
なし崩しでの退団もそうですし挨拶のようなものも無く、功労者であることは間違いないのですから来春のオープン戦で何らかの場を設けてくれればと願います。

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