守護神、雨

4点リードはしていましたが一死から連打を食らったところでの降雨コールド、オリックスからすれば悔しかったでしょう。
ロッテとしては残り3イニング弱となれば唐川、ゲレーロ、オスナで何とかなったかもしれませんが、守護神「雨」なら完璧です。
それにしても突然でした、二回にちょっと降りましたがすぐに止んでその後は花火の打ち上げもあったのに七回表の高部の打席で一気に降り出してどんどんと強くなり、雨雲レーダーを見てみれば線状降水帯っぽく通り過ぎるのを待つかと思いきや15分ほどでの決断はちょっと意外でした。
明日はまた午前から強く降って夕方にはやや弱くなるようですがグラウンドコンディションから中止になりそう、無理をしてやる必要もありません。

美馬が笑顔の完封勝利

美馬がロッテでは二度目の完投、そして初の完封勝利です。
七回途中でのものではありますが記録は記録、同じようなことがなければおそらくは最後の完投、完封でしょうから美馬が笑顔になるのも分かります。
やはり本心では直近の登板で炎上したのが不安だったようで、よって引っ張り上げたプロセスは感心できませんが、初回に不運な内野安打を送られての一死二塁からロッテ戦で狂ったように打つ中川、カウントが悪いところからの吉田正を打ち取って波に乗りました。
今日はとにかく低目を意識したピッチングでそれでボールになるのも少なくなかったですが、狙いどおりにゴロが多く外野に飛んでも荻野がダイビングキャッチで盛り立てるなど守りの破綻も無く、そして低目に集めたことでたまに浮いたボールに驚いたように見送ったり空振りとなる好循環です。
球数的に怪しくなってくれば雨という強力な援軍は審判団に中断を促すような目線に、思わず笑ってしまいました。

これぞ山口

そんな美馬を見殺しにしかけた打線は、山口の一振りが全てをチャラにします。
あそこで甘いボールを見逃さずに初球からマン振りできるのが山口の持ち味で、この試合まで9打数3安打3打点でそこまで2安打と相性のいい山岡ということがあっても安田であればどうだったか、井口監督の「引き続きどんどん使っていきたい」には突っ込みどころが満載も、しかしそうでなければ嘘でしょう。
予想どおりに四番だったその安田は七回の満塁のチャンスで実質エラーに助けられただけの打点とチャンスに弱いのは相変わらずで、しかし四球を選んだからこそ山口の一発があったとも言えますので四番は、クリーンアップは荷が重いですが安田なりの仕事はしてくれました。
マーティンも下位に置けば宝くじとして機能しますしラッキーヒットにセカンドを陥れる走塁はレアードに無いものですので、しかし安田とともにそこに配してしまえば真ん中が足りない、茶谷の抜擢はどうだろう、役が人を作るってのもよくあることです。

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◆8月16日(火) オリックス−千葉ロッテ19回戦(オリックス11勝8敗、18時、ほっともっと神戸、23,843人)
▽勝 美馬 14試合6勝6敗
▽敗 山岡 17試合6勝6敗
▽本塁打 山口9号(山岡)

▽バッテリー
千葉ロッテ 美馬—松川
オリックス 山岡、比嘉、宇田川—伏見

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