キャプテンが遠い

打席からそのまま整列した中村奨はそりゃこんな表情にもなるでしょう、今日は完全なブレーキとなってしまいました。
一二打席目に東浜に全く合っていなかったのにそれでも三打席目の無死一塁で高部に送らせて空振り三振、九回の一打サヨナラのチャンスでも空振り三振、どちらもバットとボールが大きく離れていて見た目はくそボールに手を出したような、キャプテンには鋭く曲がったように感じられたのかもしれません。
どうあれ今季の中村奨はトータルの数字も低いですがそれ以上に好不調の波が激しいのがしんどく、先日も長くノーヒットが続きましたがそこからしばらく打ったかと思えばまたここ5試合で18打数1安打と何度目か忘れるほどの不調にはまってしまっています。
内野ゴロも二つともこすったようなバッティングでしたので今日はあらゆるものが遠かった、明日は少しでも近づいてくれよと祈るしかありません。
打線としても東浜を打ちあぐねてそれでも六回以降は毎回のように見せ場を作りましたが、追い付けない程度の反撃で終わりました。
マーティンの飛球にスタンドがどよめきましたがグシャっという鈍い音と高く上がりすぎたことで強風で戻されるだろうなと思ったとおりになってしまい、今日は柳田や荻野のようなライナー性でなければスタンドインは無理となればあれはうたかたの夢だったのでしょう。
例によって井口監督はクリーンアップが打たないと、と当たり前の指摘は毎度のことですが「だからどうする」が欲しい、言いっ放しなら自分でもできます。
前日の二軍戦に出場しなかったのでまだ先かと思っていた高部が戻ってきたのは喜ばしくも実戦を経て復帰した茶谷に経ても昇格できない山口との線引きはどのあたりにあるんだろう、そして美馬が大炎上もロメロが抹消とこのあたりもよく分かりません。
荻野が1000本安打に「通過点」と心強い発言を、そして1試合3タコでスタメンを外された茶谷が途中出場で好守にヒットを放ったのが心の支えです。

エラーが・・・

佐々木朗は前日のロメロと同じく6回3失点のQSはぎりぎり及第点でしょう、二回の乱れがもったいなかったです。
本人も「二回だけ単調なフォーム、単調なボール」と悔やんでいますが普段から益田ばりにフォームをいじっているわけでもないので前半はよく分かりませんが、後半は何の気なしに投げたストレートが甘く入って連打されたことを言っているのかもしれません。
自らの失策は上手くグラブトスができていてもホームで刺せたかは微妙なタイミングだったような、焦らず確実にアウトを取っていれば次の失点は無かっただけに終わってみれば1点差での負け、あれをやりたくなる気持ちも分かりますしきっとやるべきだったのでしょうが惜しまれるプレーとなってしまいました。
余談ですがここのところ松川のキャッチングが雑になっているような、今日も二度こぼしましたが腕だけ伸ばす悪癖にも思えて、もっとも走者がいるときはきっちり体で止めにいくなどそんなこともないのでただの横着なのかもしれず、そこは大物と言うべきなのか、そうであっても気にはなります。

八木が・・・

1点差というところでは八木の失点も痛かったです。
あれは周東の判断と脚力を誉めるべきなのでしょうがバウンドしたボールを佐藤都が小さく弾いただけで楽々と三塁を陥れられて、それで動揺したわけでもないでしょうが次のボールで二遊間を破られてダメージの大きい1点となってしまいました。
佐々木朗の91球での交代はまたぞろ堀内あたりがうるさく言いそうですがそれは置いておくとして、ビハインドでも惜しみなく勝ちパターンを突っ込むかと思いきやオーソドックスに廣畑、八木、田中靖と入っただけに結果を残しておきたかった面々です。
ホント愛されてるな、の廣畑は珍しく三者凡退に、田中靖は走者は出すもゲッツーで切り抜けるも八木だけが躓いて、ストレートは140キロ台後半が出ますしフォークの落ちも悪くない、でももうひとつぐっとこないのはどこか廣畑にも似ている八木でもあります。
大卒社会人の即戦力候補ですから一軍で鍛え上げるのはよいですが並べて使わない方がよいような、もし次があれば間に誰かを入れましょう。

にほんブログ村 野球ブログ 千葉ロッテマリーンズへ
明日への活力に!

1 2 3 4 5 6 7 8 9
ソフトバンク 0 3 0 0 0 0 0 1 0 4 8 0
千葉ロッテ 0 0 1 0 0 0 0 1 1 3 7 3

◆8月10日(水) 千葉ロッテ−ソフトバンク16回戦(ソフトバンク11勝5敗、18時、ZOZOマリン、23,116人)
▽勝 東浜 17試合7勝5敗
▽S モイネロ 36試合1敗17S
▽敗 佐々木朗 15試合6勝3敗
▽本塁打 柳田15号(佐々木朗希)、荻野3号(藤井)

▽バッテリー
千葉ロッテ 佐々木朗、廣畑、八木、田中靖—松川、佐藤都
ソフトバンク 東浜、藤井、モイネロ—甲斐

© 2007 オリオン村