4時間36分のくそゲーム

酷い試合を見慣れているロッテファンでも、さすがに今日のこれには開いた口が塞がらなかったでしょう。
我に返ってからは怒りを禁じ得なかったのではないかと、現地で4時間36分の挙げ句を見せられた自分は言うまでもありません。
さすがに井口監督も二遊間の体たらくに苦言を呈していましたが、しかしショート藤岡、さらには出ずっぱりにこだわった自業自得でもあります。
茶谷の離脱でスタメン起用はいいとしてもなぜショートなのか、昨季はエチェバリアと逆だったものが「サードはちょっと違う」と藤岡の意向を汲んでの起用としか思えず、そして余裕をこいての内野安打で小野の足を引っ張り、ゲッツーを取り損ねた走者が決勝のホームを踏みました。
ちなみに拙守だけではなく捕っていればファインプレーだった頭上を抜けていった2つの打球も含めてプレーの後に帽子をちょいと上げて首を横に振るエチェバリアが、俺だったら、と思っていたように見えたのは気のせいではないようにも思えます。
十一回にヒットで出塁して荻野に送らせたのに代走和田を出さなかったのもどうよ、和田であればサヨナラ勝ちができていたかもしれません。
これもレギュラーは最後までのこだわりが理由だったのではないかと、もし点が入らずもショートにエチェバリアを回してサードに西巻を入れればいい話ですが、しかし試合前の守備練習で西巻にセンターを守らせていた井口監督にはその発想は無かったのでしょう。
中村奨はいつもであれば処理できている打球を2つも内野安打にして最後のやらかしと、ちょっと、いや、かなりおかしかったです。

お人好しが馬鹿を見る

ごめんなさい、に備えて益田のこのルーティーンを撮っておくのが常ですが、まさか3点リードで出番があるとは思ってもいませんでした。
まさにあっという間の同点劇で、脱力、としか言いようがありません。
こうなってしまうと小野も失点しましたし、危惧していたオールスターでの連投が中嶋監督の思うツボでせせら笑っているだろうと、どちらか一人は仕方がないにしても二人ともを許した井口監督のお人好しが腹立たしさを倍増してくれます。

気合いが空回り?

石川は苦しいリリーフ陣を意識してか「長いイニングを」と語っていましたが、五回での降板となりました。
先日も似たようなことがあったような、気合いを入れたりやる気を見せたりすると空回りをする石川らしさではあります。
いきなり立ち上がりの3失点はオールスターを挟んでそれがトレンドのようになっていて、超絶貧打線にはたまったものではありません。
それでも荻野、エチェバリア、高部と珍しどころのアーチでひっくり返してもらって、しかし立ち直れず押し出し死球となれば98球での交代も止むなしです。
廣畑はお気の毒様、ゴロを打たせてもアウトにならず、走者を誘い出しても刺せず、中村奨、藤岡、菅野にご飯でもご馳走になってください。

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オリックス 3 0 1 0 0 1 0 0 3 0 0 1 9 15 1
千葉ロッテ 1 2 0 0 3 2 0 0 0 0 0 0 8 12 1

◆7月29日(金) 千葉ロッテ−オリックス16回戦(オリックス9勝7敗、18時1分、ZOZOマリン、20,822人)
▽勝 阿部 25試合1勝
▽S 近藤 24試合1勝3敗2S
▽敗 廣畑 14試合1敗
▽本塁打 杉本12号(石川)、13号(益田)、荻野1号(山崎福)、エチェバリア2号(山崎福)、高部2号(山崎福)

▽バッテリー
千葉ロッテ 石川、小野、ゲレーロ、オスナ、益田、佐々木千、廣畑—松川、加藤
オリックス 山崎福、黒木、張奕、ビドル、本田、ワゲスパック、阿部、近藤—若月

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