行くまでに降られる、風が強くて肌がベタベタ、マスクを外して騒ぎまくる輩、マスク徹底のうちわを持っているだけでそれを見ても注意もしない存在が邪魔なだけの係員、いつの間にやら解禁となったのかと勘違いをするぐらいの野次、そして初回の3失点は次の失点で席を立とうかと思ったほどの不快感です。
コロナ禍が球界を席巻しつつある現状は今日に二軍戦が中止は巨人に香月らの大量陽性者が出たからで、しかしスタンドだけではなく現場レベルも緩んでいるのか殊勲の中村奨を迎え入れるベンチはエアタッチではなくなっていて、オールスター休みがコロナ休みにならないことを願うばかりです。
そんなこんなで耐えて勝つ、一方的になりかけたところを小島が耐えてリリーフが繋いでの逆転劇で五分に、スタートラインまで戻しました。
悪かった小島の粘り腰
とは言え立ち上がりの小島は引っ掛けたような明らかなボール球を連発してどうなることかと、これほどに悪い小島は久しぶりでした。
コントロールがいいタイプではない、どころか不安が先走るのが小島ですが昨季あたりから整ってきていただけに、今さら風の影響でもないでしょうし何だったのか、強いて挙げれば今季初マスクの加藤とのバッテリーですが投げづらいとかはこれまた今さら理由にはなりません。
ただ外一辺倒のリードが足を引っ張った可能性は充分にありそうで、そもそもここまで小島が勝てなかったのは佐藤都との相性が悪くて打たれたわけではなく打線の援護が足りていないからで、レアードを外すのであれば山口ですし、まだ交通事故の可能性のあるレアードのままの方がマシだったように思えて、そしてファーストの守備というところで佐藤都>井上の判断も意外と言いますか、井上の手首がまだ完治ではないのではと心配にもなります。
とにもかくにも三回からは右打者には内を使うようになって落ち着きを取り戻しただけになおさらに、あのジャンセンへの外偏重が悔やまれます。
そんな小島の101球からの六回続投は自分的には当たり前ですが三回以降に立ち直ったということもあったのでしょう、苦しい中でもよく粘ってくれました。
ビハインドでの東條は何をか言わんや、その攻撃的な継投があったからこその逆転勝ちとは結果論でしかありませんし、同じように勝っていても負けていてもで最後は目も虚ろに折れたバットを避けられなかった伊藤になってしまいそうな危惧があります。
連投の益田がベンチ外で最後に誰を投げさせるか、オスナも連投なので小野か西野か、と思っていたらどうやら志願だったオスナが3連投での来日初セーブは守護神への強い意欲を見せて今後が面白くなってきそう、すぐに益田がどうこうではなく来季残留も怪しいですが頼もしい存在です。
頼むよ、キャプテン
打線は松本を攻略しきれませんでしたが、それでもここまでオセロ状態で今回は白だっただけに土は付けられずも喜ばしいです。
藤岡のラッキーヒットに角中の投手強襲タイムリーでまず1点、望外の加藤のツーベースに高部がスリーベースであと1点、そして代わった森脇から中村奨の逆転スリーランは真ん中高めの甘いボールではありましたが巻き込むようなスイングで打った瞬間にそれと分かる一発でした。
安田を思わせる淡泊な見逃しも多い中村奨ですが実は得点圏打率が3割前後と高く、ここのところ犠牲フライも打てていて貢献度は高いです。
ただ「安田に繋ごうと思って」は勘弁して欲しい、それが本音なのか忖度なのかは分かりませんが、キャプテンがそんな発言をすると山口などはますますスポイルされてしまうでしょう、謙遜という日本人特有の美徳なのかもしれませんがチームの毒され度合いが気になります。
勝った試合であれですが復帰後に27打数5安打.185で出塁率.214の藤岡とここまで24打数5安打.208で出塁率.269の茶谷は守備力に著しい差があるわけでもないのに藤岡大好きなんかもそう、若い手野手は一向に伸びませんし、今季はリーグ優勝は5年目の節目で勇退か最下位で更迭か、そのどちらかであってください。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | |
西武 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 7 | 2 |
千葉ロッテ | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 3 | 0 | X | 5 | 8 | 0 |
◆7月19日(火) 千葉ロッテ−西武14回戦(7勝7敗、18時、ZOZOマリン、12,854人)
▽勝 東條 42試合3勝2敗
▽S オスナ 9試合2勝1S
▽敗 森脇 28試合1勝1敗1S
▽本塁打 中村奨7号(森脇)
▽バッテリー
千葉ロッテ 小島、東條、ゲレーロ、オスナ—加藤
西武 松本、佐々木、森脇、田村—森