チャンスを潰すか活かすか

頭痛の種である打線ではなく、観客動員の話です。
この所沢のカードは天候が不順だったにしても、西武が首位争いをしているにしてはガラガラのスタンドはいずれも8000人台でしかありませんでした。
今季のここまでの観客動員を見てみれば西武はブービーで、BIGBOSSがブービーメーカーってのは意外ですし皮肉なのは置いておくとして、圧倒的な強さを誇るヤクルトがセントラルの最下位であるように勝つから客が入るという単純なものでもないのでしょう。
そのヤクルトを辛うじて上回ってソフトバンクに次いでリーグ2位なのがロッテで、本音ベースで言えばスタンドの見た目と発表に乖離があるように思えてならないのですが他球場も似たり寄ったりでしょうからこれまた置いておくとして、喜ばしいことではあります。

コアなファンが多い

ロッテは川崎時代には閑古鳥がネタにされてきましたが、千葉に移転してからもその傾向はさして変わっていません。
2012年が10位(5位)、2013年が12位(6位)、2014年も12位(6位)、2015年も12位(6位)、2016年も12位(6位)、2017年も12位(6位)、2018年は11位(5位)、2019年はまた12位(6位)と括弧内はリーグ内の順位ですが、5年連続を含めて底辺を舐めるのが常でした。
ところが2020年が7位(2位)、2021年が6位(1位)、そして今年が7位(2位)とリーグではソフトバンクに次ぐポジションとなったのはコアなファンが多いからではないかと、コロナ禍で観客上限が設けられたことでいかにコアな層が、苦難にも屈しないファンがいるかどうかが問われたのでしょう。
そういう意味では秀逸ですが球団経営からすればそれだけでは足りずにいかにライトな層を取り込んでいくかが課題なわけで、そしてそれをどうコアに育てていくか、ここに佐々木朗というこれ以上に無いアイテムを手に入れる一方で永久凍土打線によるつまらない野球を展開しています。
ここまではその佐々木朗すら見殺しにするなどして気が滅入る毎日ですが、補強期限まであと半月、それを現場が使いこなせるかどうかはさておき球団としてのやる気ぐらいは見せてくれよと、采配と同じでやることはやってのものとそうでないそれと、結果はどうあれ受け止め方には大きな違いが出てきます。

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