そして繰り返される

どうやらワイドショーにも取り上げられたらしい球審のキレっぷりは、ニッカンとスポニチと報知で一面を飾りました。
その中で「朗希途切れた」「球審はキレた」と見出しが秀逸だったニッカンをチョイス、写真のアングルもいい感じです。
世間ではコアラ川本や高木豊など球界OBを含めて「大人げない」が大勢を占めていて、一部に擁護の声も聞かれますが審判OBの「彼は真面目で熱いところがある」はそれが武勇伝のように昔語りをするなどてんで話になりませんし、ダルビッシュの「選手も散々態度出すんだから審判にも態度出させてあげてください」は退場も含めて判断を下す権利を有する審判と選手を同列に語る木を見て森を見ずでしかありません。
一方で「あれはストライクだから不満なのは当然」も違うでしょう、下手くそな審判はいくらでもいますがそれがきっかけではあれ本質ではなく、また「審判が注意するのはルールどおり」もズレていて、先日にやはりボールの判定で這いつくばって球審に詰め寄られた伊藤の「我々は無感情のピッチングマシーンではない」もそうですが、感情論と規則論を軸にしてしまえばいつまで経っても平行線のままです。
人ですから思いが顔に出てしまうことはあるでしょう、それを注意しなければならないこともあるでしょう、しかし今回のそれは注意の域を出て恫喝になっていたこの一点に絞るべきで、止めに入った松川にまでそれをしたのですからこの球審の根底に「審判が絶対」があるのはよいですがそれが相手に対する「生意気な!」となってその発露を抑えられずに冷静さを欠いたことこそを正さねばなりません。
しかし現時点でNPBも審判部も何らかの見解を出した様子はありませんし当事者は黙りで球団も正式に動く気配はなく、ただ刻が解決してくれるのを待っているのでしょう、そしてまた同じことが繰り返される、事なかれ主義がせっかくの改善の機会を失わせる哀しさです。

営業は涙目

そして佐々木朗が抹消されました。
続けての中6日での登板で疲れのようなものが見えましたから妥当なところで、騒動もありここで無理をさせる必要はありません。
ゆっくり心身ともに疲労回復に勤しんでください、そして消息不明の唐川を探し出して無表情の極意を学んでください。
この抹消は雨で流れる試合があるかもしれませんが他の投手にはチャンスですし、もっとも河村と本前は直近の登板でピリッとせず森は今月に中継ぎで1試合を投げただけでイヤな雰囲気を漂わせて、リーグトップの防御率だった中森も半月ほど音沙汰無し、となればトータル、直近とも秀逸な佐藤奨の出番です。
164キロの佐々木朗の代わりが130キロ台前半の佐藤奨は話題にもなるでしょう、とは言え明日の6月後半から7月前半のチケット一般販売を前にして佐々木朗の抹消は営業担当は涙目ではないかと、復帰がまた日曜日になるかも分かりませんし、手控えて様子見の層が出てきそうです。

雨が降りませんように

話は変わってブラックサマーウィークエンドのユニフォームが発表されました。
好評だったミントグリーンはそのままにデザインを変えてくるかと思っていましたがロゴのフォントの系統を変えずにライトパープルのカラーチェンジは意外でした、二軍落ちをしている国吉、藤岡、数字の上がらないマーティン、エチェバリア、藤原がモデルなのはご愛敬、夏までに調子を上げるしかありません。
心配なのは空模様で昨季はこれでもかとブラサマのときに雨に見舞われましたから雨ユニでないことを願いたく、それはまるで梅雨入りのように傘マークが続く今週の地元6連戦もそう、濡れながら観るのはイヤなので降るなら徹底的に降って流して欲しい、中途半端は勘弁です。

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