吉田、頑張ったけど

吉田が頑張りました。
レフトスタンドに運んだ完璧な一発にやや詰まりながらもレフト前に運んだタイムリーで4打点、しっかりとバットを振れています。
ここ二年間はボディビルダー的な筋肉美を誇りながらも上下のバランスが崩れて下半身の故障でのリタイアを繰り返した反省からか今季はそこそこ絞ってこれとかこれとかかなりすらっとしたシルエットになっていて、推している捕手としては出番がもらえるとも思えず最後に守ったファーストが狙い目なのでしょうがそれでも数少ないマスクでまずまずなリードでしたから「フラットな起用」さえしてもらえればチャンスはあるはずです。
しかし平沢にもそうでしたが枠内の選手には甘く控えには容赦ない井口監督が四打席目の三振に苦言を呈していたのはいかがなものかと、もう若手とは言えない吉田ですから高いレベルでのプレーを求めるのも分かりますがレギュラーを期待しているのならまだしも控えにはマイナス面への指摘ではなくプラス面を引き立てることこそが肝要でしょう、そうやって選手を萎縮させて結果的に自らの首を締めているような気がしてなりません。
このあたりはもうどうにもなりそうにないので馬耳東風で吉田にはできることをしっかりと、肩を魅せましたが早くも岡に失速の兆しが見えてきましたのでそうならないよう結果さえ残し続ければ、とは昨季の加藤がありますのでそう言い切れないのがしんどいですが、拾う神がいることを願ってやるのみです。

産みの苦しみ

その他の面々は松中塾の強化指定選手になかなか当たりが出ないなど産みの苦しみか、苦手の左腕を繰り出されたにしても寂しいものでした。
まだ打者より仕上がりが早いとしてもこの時期に投げる投手に11三振は変化球にタイミングが合わず、バッテリーの思いどおりにしてやられた感があります。
一方の6四球は昨季に続いてボールをしっかりと見ているからこそなのでしょうがそれで相手の土俵に乗ってしまったような、難しいところです。
また無理だと考えていた安田のサードがかなりこなれてきているのに対して期待の小川が守りで二つのミスをやらかしてしまい、そして山口の牽制死に誘い出された藤原、走塁死の中村奨、吉田などあれこれ課題が出たのはいいことと前向きに、その課題を同じ相手の明日に繰り返さないようにしましょう。

腕を振れてさえいれば

先発の中村稔は3回3安打1失点と数字から見ればまずまずでしたが、前回の登板と同じくコントロールがままなりませんでした。
今日は内を多く要求した佐藤のリードに応えられずにその内に投げきれないのが相変わらずで、あるいは気持ちが弱いタイプなのかもしれません。
何も精緻な制球力までは求めませんがそれでも内だけではなく外を狙ったボールも真ん中に寄りがちなのは面倒で、国吉が150キロを叩きだしたのでスピードガンが渋かったわけではないと思われ、130キロ台後半が中心のストレートにキレも感じられず現時点での評価は先発落第です。
やはり数字が乗ってこない鈴木、河村はそれでも腕をしっかりと振れていたのでそのうち上がってくるでしょう、中村稔とは対照的に果敢に内を攻める河村はリードのしがいがありそうで、頭っから中継ぎと決めていましたが長いイニングを任せてみたいと思った今日のピッチングでした。
気になったのは土居のグラブを持つ手首の動きで、変化球を投げるときに構えが変わっていたのは握りを確認するためなのか、改善の余地がありそうです。

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◆2月20日(土) DeNA−千葉ロッテ1回戦(DeNA1勝、13時、宜野湾、0人)
▽勝 国吉 2試合1勝
▽敗 アコスタ 2試合1敗
▽本塁打 吉田1号(入江)

▽バッテリー
千葉ロッテ 中村稔、鈴木、河村、土居、アコスタ—佐藤都、柿沼
DeNA 入江、濱口、池谷、国吉—伊藤光、嶺井

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