79 レオネス・マーティン 外野手 32歳 年俸1億6000万円
【2020年成績】 104試合 359打数 72得点 84安打 打率.234 15二塁打 0三塁打 25本塁打 65打点 7盗塁 87四死球 100三振 得点圏打率.207
おそらくメジャーとの両睨みだったのではないかと疑っていますが来日が2月中旬となり二軍キャンプに合流となったマーティンは、今年もまだ来日していませんのでそのやる気に不安が無いわけではありませんが、しかし複数年契約を締結済みですので自らの年齢とメジャーのコロナ禍で腹を括ったのでしょう。
その締結に先んじて2年6億3000万という情報が流れるなど代理人の姿勢からして末永くとはいかないかもしれませんが、今のロッテには欠かせない戦力です。
ただ打つだけではなくそこそこ走れますし肩での貢献も高く、顔見知りかもしれない同じキューバからの亡命組であるエチェバリアとの共闘が楽しみです。
ゴールデングラブ賞を目指して
144試合換算をすれば30発の長打力がもちろん魅力のマーティンですが、史上6人目で球団初の1試合5四球などその四球の多さも見逃せません。
必ずしも選球眼がいいとは思いませんがボール球に手を出さずに、またファールで粘れるだけのバットコントロールがあるからこそでしょう。
そのバットコントロールがあればもう少し率が上がりそうな気はしますし得点圏打率がせめて打率並みであれば打点王争いに絡めるのではないかと思いつつもチャンスメーカーにもポイントゲッターにもなれることから二番起用も面白いですが、1986年の落合以来の月10発の長打力もありますから三番を推します。
そんな打線のキーマンだからこそやたらと死球が多くてリーグだんとつ、足を引きずるような素振りを見せていましたしそれでも休むことが無かったのは井口監督好みでもあり、しかし10月下旬にファーストへ駆け込んだ際に左足首を痛めて離脱、左足関節捻挫でシーズンが終わったのが痛すぎました。
そしてマーティンと言えば広瀬アリス、と同じぐらいに名高いその強肩は昨季もあった強引な返球によるミスも減ってただ走者をアウトにすること以上に抑止力として働いたのがポイントで、声の連係不足で痛い敗戦もありましたが球際の弱さも改善されてゴールデングラブ賞を逃したのが不思議すぎます。
その派手なバックホームだけで受賞というのは違うでしょうがおそらくUZRなどの数値も悪くなかったはず、来季こそタイトルをもぎ取りましょう。
【オリオン村査定】 1億6000万円 → 2億2000万円 (△38%)