2020年通信簿 3 角中勝也

3 角中勝也 外野手 33歳 年俸1億円

【2020年成績】 84試合 217打数 21得点 53安打 打率.244 9二塁打 3三塁打 2本塁打 15打点 2盗塁 29四死球 41三振 得点圏打率.291

ルーキーイヤーからずっと推し続けてきた角中が、いろいろな意味での凋落が止まらずに哀しすぎます。
3割は当たり前、と豪語していたのが乾いた笑い話なぐらいに二度目の首位打者の.339から.269、.265、.258、そして.244と絵に書いたような右肩下がりです。
2割5分を切ってしまえばもうそれは角中ではないのですが超絶貧打もあって準レギュラークラスの出場機会は得ましたがDHでの起用がメインとなって、鳥越ヘッドからのファーストの練習をすることの打診を断ったそれが今後にどう影響をしてくるか、琉球との練習試合ではちょろっと守りましたがシーズン中には試合前の練習も含めてその気配すら無かったことからして本人にその気は無いのだと思われ、そしてこの数字であれば来季はもっと出番を減らすでしょう。
コロナ離脱で入院中に空気を読まない投稿をして球団に怒られたなんて話もあったようですが気が付けば角中ももう来季で34歳、2000本は無理なので1500本が目標とはいかにも角中っぽい発言ですがそれもこんな調子であれば1300本にも届くかどうか、験担ぎとは一番に縁遠いところにいそうな角中ですが結果的には背番号を変えてからの下り坂ですから三家の戦力外で空いた背番号61に戻して再スタートぐらいのつもりで巻き返して欲しいです。

それでも少しは盛り返した

石垣島からずっと不調だったものの開幕直前の練習試合で尻上がりに調子を上げての開幕スタメン、マルチヒットでスタートをするもヒットがパタッと止まってしまい1割台の体たらくで8戦目にスタメン落ち、9戦目に欠場は角中には我慢をしないというベンチの姿勢が見て取れました。
それでも他の打者が軒並みに低空飛行だったこともあってそれなりに出番をもらいましたがなかなか上向かず、秋風が吹き出してから3割を超える打率を叩き出しましたが勝負の10月以降はまた湿ってしまい11月にはノーヒットでしたので出番を減らしたのも仕方がありません。
それでも守れればまだ違ったでしょうが若いときにはむしろ広い守備範囲を誇っていたものが前の打球への消極的な反応などバッテリーには気の毒なぐらいにまで下手になってしまったのは守備への意識の低さが原因ではないかと、二番DHが理想との発言にかなりガッカリしたことを強く覚えています。
それでも衰えが見えていた粘り、体をくねらせてファールにする持ち味が戻りつつあったのが微かながらも光明か、左腕をさして苦にしないのも角中らしさで盛り返したような、しかしそれでも差し込まれるケースが目立ちヒットになっても詰まった打球が多かったところが角中の厳しさでしょう。
清田と同じく途中出場であれば4割に近い打率ですのでそういったポジションで色を出していくのが現実的なのかもしれず、生き残りをかける来季となります。

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