濡れカモメ

いやぁ、酷い雨でした。
これを書いて30分ほどで叩きつけるような雨は和らぎましたし雨量は減るとの予報だったことでやるだろうとは思っていましたが、それでも念のため開場時間まで待って中止の発表が無いため家を出てしかし途中でそれなりに降られて球場に着いたらシャレにならない猛雨です。
そしてズルズルと開始時間が遅れて30分以上も経ってようやく始まったものの、これでやるのかよ、その判断に首を傾げたのが正直なところです。
勝ちましたし最後までやって23時とかにならなかったのがせめてもの救いでしたが帰りもずぶ濡れで、そして負けたオリックスとしたらそりゃ消化不良でしょう。
コロナ禍ではシーズンを通して審判団が握っていましたがこの記事を見る限りでは開始までは主催球団、始まったら審判団と従前に戻ったようで球団が引っ張った40分間と審判団が見切った数分の足りなさを同列に怒るのは筋違いではあって軽くあしらわれていましたが、その怒りは分からないでもありません。
何より習志野高校吹奏楽部の皆様には申し訳なく、どこぞのホールのスプリンクラーが誤動作してのビショ濡れで訴訟なんて話があったはずで楽器は大丈夫なのかな、その美爆音を聞きたく埋まったスタンドは発表ほどではないにしてもビックリするほどで、中止にしたくなかった球団の意向に振り回された感の一日でした。

小島が完投勝利

そんな雨にも助けられて、小島がようやく連敗を止めました。
チームとして降雨コールド勝ちは今季3度目で西野、小島、そして小島と小島は美味しい、前回の神宮ほどに短くはありませんでしたが116球を投げて八回で継投に入ったでしょうから僅かに1点リード、守護神雨に助けられたといった感じでもあります。
内容としては7回4安打3失点は自責2でHQSでしたが安心して見ていられたわけでもなく微妙っちゃ微妙、ただこのコンディションだけに粘り強く丁寧を心がけていたような、こちらの視界も雨で遮られがちで分かりづらくはありましたが低目を意識したピッチングだったと思います。
ただ例によって立ち上がりに失点して引っくり返してもらった直後に失点して、最後までドキドキハラハラでしたしよく七回まで投げさせました。
四回以降はパーフェクトだったのがあるにしても、考える、としながら考えていなさげに先発させた惰性の延長線上だった気がしないでもありません。
ともあれ小島にはこれで悪い流れを断ち切って立ち直ってもらいたい、ベンチの「信頼」に応えて次は借金完済です。

一気呵成に4得点

打撃陣は難敵エスピノーザから一気呵成の4得点、小島を援護しました。
まさかの4連打で上田、高部はラインドライブの鋭い打球をライトに運ぶタイムリーにただでさえ濡れているのに立ち上がって飛沫を飛ばさないでくれ、ってぐらいにスタンドは大盛り上がり、バッテリーミスもあっての4点目が結果的には千金の1点となります。
その後はこちらのミスもあって追加点が取れなかっただけに、お互いに雨に苦しんだいってこいでしょう。
今日に今季初出場となった藤原はいきなり核弾頭でのスタメンで初ヒットに守備でも難しい打球を処理して、バッティングではまた足を上げるフォームになってしかし昨季に比べれば小さめで石垣島の最初に戻った感じか、それで固まったのかまだ試行錯誤かは分かりません。
その藤原に押し出されたのが角中ではなくまさかの岡でこれはもう何と言っていいやら、吉井監督なのか金子参謀なのか、かち割って脳内を見てみたいです。
この悪天候を考慮すればなおさら角中でなく岡だったと思うんだけどなぁ、それでレフトが高部なのか藤原なのかは分かりませんが小島には気の毒にも思える角中の動きもあってまあ高部らであっても何とも言えませんが、そしてDHソトになったときの布陣に悩まされそうです。

選手会長はお休み

左専用機に徹しきれなかった中村奨が欠場だったのも意外でした。
節目の1000本安打を達成したことで枷が外れたのか、しかしそこは堅牢な聖域だけに予断は許しません。
二遊間の不安はそのままで今日も藤岡はベンチ外、雨でコンディションが悪かったにせよ友杉はグラブに当てながら落球をすれば小川はバントを失敗して牽制で刺されて散々、しかしここが正念場、茶谷が不憫ですが長い目で見ればベンチの我慢も理解できますしその我慢があるうちに成長を見せたいです。
とは言え友杉はエラーが多いなぁ、守備範囲が広いからってよりは今日もそう、前の試合の落球もそう、つまらないミスが目立ってリーグ最多です。
余談ですが開始を待っているときにあれこれ漁っていたらオリックスのリリーフ陣のメンツにビックリ、今日のベンチ入りはペルドモが連投で外れたのは仕方ないにしても村西、吉田、マチャド、本田、山田、鈴木、才木、古田島で宇田川も平野も山岡も阿部も山崎も比嘉も小木田もいない、故障なのか不調なのか事情を承知していませんが森脇時代の栄光と崩壊を見るかのような、今のポジションもそりゃそうだという布陣でした。

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千葉ロッテ 0 4 0 0 0 0 0X 4 6 1

◆6月28日(金) 千葉ロッテ−オリックス8回戦(ロッテ6勝1敗1分、18時41分、ZOZOマリン、28,950人)
▽勝 小島 13試合5勝6敗
▽敗 エスピノーザ 12試合6勝4敗

▽バッテリー
千葉ロッテ 小島—佐藤
オリックス エスピノーザ—森

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